川北英隆のブログ

里山の昆虫と植物

低山というか里山、彦根近くはまだ過疎が進んでいないだけに、まあまあ手入れされていた。彦根を歩くと大企業関係の工場も多いことからして、市に財政的なゆとりもあるのだろう。このため、里山の本来の良さを満喫できる。
僕自身、梅雨時の里山が好きである。簡単に入れるうえに、極端に暑くない。動植物の息吹を感じられる。
この時期の密かな楽しみであるヤマユリは咲いていなかった。代わりにオニユリの橙色の花が農家の庭に重なるように咲いていた。普通なら真夏だからオニユリの季節、咲くのも当然なのだが。
昨日書いたように、ヒグラシが荒神山の登りでたくさん鳴いていた。そんな道に1匹が落ちていた。近づくとじじっと鳴くからオスである。木からこぼれ落ちたのか。「ヒグラシの蒼き薄き羽、七日の命のようで」と思ってしまった。
そのヒグラシの写真をアップしておく。
大文字山にもヒグラシやツクツクボウシが多い。人の気配に驚いて飛ぶのがいて、時たま顔にぶつかってくる。やぶ蚊に集まられるよりはるかに気持ちいいのだが、少し痛いから顔をそむける。そんなことも思い出した。
長雨のせいなのか、いろんなキノコ類が傘を開いていた。種類はよくわからない。そもそも毒を持つのが多いから、採取して食べようという気がまったくない。だから名前にも興味を抱かない。
名前を知っている数少ないキノコの中のタマゴテングタケもたくさんあった。正確にはシロタマゴテングタケというらしい。その写真もアップしておく。同じ山で真っ赤なテングタケも見つけたが、形がよくなかったので撮らなかった。
テングタケの仲間のキノコ、大文字山にもたくさんある。しばらく入っていないから、近々トレーニングがてら入りたいと思うのだが、人が多いため雨の後の道は泥だらけ、歩く気がしない。梅雨が上がって数日後に入るのがいいかなと思ったりしている。
20200729ヒグラシ.jpg

20200729シロタマゴテングタケ.jpg

2020/07/29


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