今年7月の台風発生数がぎりぎりでゼロだったことはすでに書いた。その後はというと、豆台風がすでに4つ発生してしまった。今日、6号が発生したためである。
しかももう1つ、台風の卵が日本の南海上にある。こちらは台風にならずに消滅するかもしれないのだが、夏の太平洋高気圧が怠けていると、台風7号に発達する可能性も残されている。
今年の夏、どちらかというと不純違う不順だろう。太平洋高気圧がどうも弱い。気象衛星の画像を見ると日本付近は雲だらけである。それらの雲が場合によっては台風に出世する。
また、依然として梅雨以降の前線が東北北部と北海道付近にかかっている。今年、東北北部の梅雨明けはなかったとのこと。
定義上、梅雨とは立秋までの長雨で、それ以降は秋雨と言うかららしい。ちなみに今年の立秋は8/7だった。暑くて、「秋」どころでなかった。
そこで思うのは、今年は一転して台風の当たり年になるのではと。悪い予感である。太平洋高気圧が弱いと、台風はフィリピンや中国大陸に向かわず、日本を直撃しやすくなる。台風が大型化するのかどうかは知らない。
思い出すと、東京に住んでいた頃、90年代の終わりだったか、豆台風が次々と関東付近を通過したことがある。それに近いパターンかもと思ったりもする。豆ならまあまあ喜ばしいのだが。
いずれにしても、今年は気象に要注意だろう。最近は毎年かな。
2020/08/10