川北英隆のブログ

PayPal経由eBayへ

いじましいながら、ためになった話である。PayPalからメールが来て、1000円の割り引きクーポンがただでもらえると。PayPalは有名な会社だし、メールを見るかぎり「騙り」とも思えない。物は試しというのでPayPal のサイトに入り、1000円をゲットした。
そもそもPayPalの株式に投資したことがあって、少しだが儲けた。最近では海外のホテルを予約する時に使ったことがある。その時に登録したからメールが来たのだろう。そうそう、ペイペイなどという、サラリーマンにとって「平々」に通じる縁起の悪い社名でもない。
結局のところ、メールに付いてあったリンク部分をクリックし、登録してあったPayPalのIDとパスワードを入れ、1000円をゲットした。
そこで問題が生じた。どこでPayPalを使えるのかである。「PayPal 使える」で検索したところ、いくつかネットショッピングの候補が出てきた。しかし、実際にそのサイトに入ってみると、PayPalが使えなかった。正確に書くと、ゲームやアプリなどの購入には簡単に使えそうだったが、そういう趣味はない。
仕方ないので最終手段の一歩手前として、eBayに入った。元々、eBayはベンチャー企業だったPayPalを2002年に買収した。それが2015年にPayPalと別れた。この経緯もあり、PayPalはeBayと相性がいい。
eBayに入り、CDを買おうと思った。1000円を少し越えた商品が多数あり(CDはイギリスのサイトのようで、値段はポンド建てなのだが、それを円換算してくれている)、shipping free(送料無料)のものもある。なお、後で調べると、Qoo10というサイトがあり、これをeBayが日本で運営しているそうだ。
前から「余裕があれば買おう」と思っていたCDをカゴに入れ、PayPalで支払った。PayPalからのメールによると、これで自動的に1000円が使えたはずである。使えてなかったとしても、被害は少額である。
ついでに書くと、1000円を使う最終手段として想定していたのはWikipediaへの寄付だった。少し前に書いたWikipediaへの寄付のとき、PayPal経由で可能なことを知ったから。
それはともかく、eBayで買い物をする時、当然登録が必要になる。英語で書かれたサイトだし、今までの経験から住所の記入などが面倒だなと思っていたのだが、これが日本語のサイトよりもはるかに簡単だった。
サイトにはGoogle Chromeから入っているのだが、このChromeとの連携がスムーズで、住所などの情報が転記されるのかもしれない。PayPalに登録している情報がeBayに使われているとは、元々同じ会社であっても今は違うので、ありえないと考えられる。唯一、電話番号が大学の研究室のものになっていた。いつ、どこでそんな電話を記入したのかは不明である(記憶にない)。いずれにしても「すごい」というか「怖い」というか、そんな時代である。
そうそう、eBayだが、登録するのに当然初期のパスワードを入力する必要がある。それをeBayが自動的に発行してくれる。複雑なパスワードである。もちろん、変えたければ変えられる。でもeBayのサイトで記憶してくれるというので、そのままにした。同じパソコンで入れば自動的に入れるのだろう。もちろんパスワードを別途記録しておいたが。
それに支払いはPayPal経由、クレジットカード経由である。クレジットカードも保証が万全なカード会社のものである。万が一の場合でも大丈夫だろう。
海外の最先端のネットショッピングの事情を理解し、1000円も多分だが使えて、満足な一瞬だった。
追記:後で確認すると、1000円のクーポンが使えてなかった。外貨決済になっているからだろう。

2020/09/19


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