オンラインの会議はいろいろとやっかいだ。コロナが一段落してもオンライン会議は残るだろうから、この際、通信環境、機材などを見直すことにした。その結果、かなり整備でき、快適な会議になってきたと思う。その会議環境をメモしておく。
通信環境はネット回線を使い(プロバイダと契約をし)、ルーター経由Wi-Fiで家中に電波を飛ばしている。これは従来から。その上で、パソコンはデスクトップをメインにした。今までノートをオンライン会議の参加に使ってきたのだが、電池の問題がある。1回だけだが、こちらの不注意が原因で、電池切れのため会議を離脱する事件が生じた。
デスクトップで会議をする場合、マイク、スピーカー、カメラが問題となる。多くのデスクトップではカメラやマイクは付いていないのではなかろうか。スピーカーが付いている場合はモニターに付属しているだろう。このため、大きな画面のモニターだと座った位置から離すから、スピーカーの音が小さくなり、相手の声を聞き取り難くなる。
以上の理由から、カメラ、マイク、スピーカーを入手し、外付けにした。これらの周辺機器はUSBで接続する。場合によってはUSBの延長コードが必要になるかもしれない。
カメラはモニターの上に乗っける小型カメラが売られている。今回入手したのは中国製で、しかもマイクがカメラの横に付属している。また、モニターの上にしっかり固定できる。
先日(9/7)書いたように性能は優れているようだ。親しい相手とオンライン会議を試してみたが、これまでのノートパソコンよりも音質、画質が良くなったとの評価をもらった。
モニターは2つ(もしくはそれ以上)設置するのが望ましい。資料を相手に見せて会議をするには、それ専用のモニターに資料を映し出するが望ましい。その上で、別のモニターで資料用の裏操作や会議メモの作成を行い、場合によってはメールの確認や内職をするためである。
スピーカーはイヤホンなどを使うのがいい。通常のスピーカーだと、その音をマイクが拾い、エコーがかかってしまう。そのため、発言する時以外はミュートが必要になる。イヤホンだとこの障害が回避され、スムーズに発言できる。
カメラの画像だが、背景はバーチャルが良いと思っている。自宅でオンライン会議に参加する場合、とくに外付けの性能の良いカメラでは部屋の片付けが必須になる。バーチャルを許してもらえるのなら、それが最良である。
バーチャルの画像だが、人物とバーチャルの境界が曖昧にならないものが求められる。僕の場合、NASAのサイトに入り、天体の画像をダウンロードして使っている。これが個人的には好みである。山などの風景の写真ならもっといいのだが、試したところ境界が曖昧になりがちである。
オンライン会議はデメリットもあるがメリットもある。今後は多分、リアルとオンラインの使い分けが一般化しよう。オンラインの場合、モニターを2つなどと言い始めると、広い机が必要になり、広めの部屋が欲しくなる。加えて、家族との関係を一時的に遮断するために会議用の部屋が必要になってくる。
そのような住環境を首都圏で確保するのは大変だから、田舎暮らしを望む割合も増えるのではなかろうか。オンライン会議は、必要な機材だけではなく、住宅地の変化も促しそうだ。
さらに言えば、田舎暮らしだと、庭や野菜畑でオンライン会議なんていうのも可能になろう。場が和むかな。
2020/09/10