川北英隆のブログ

彼岸の大文字山

今日は彼岸の中日、もしくは秋分だった。1週間ぶりにトレーニングを兼ねて大文字山を歩いた。本当は空いている平日にしたいのだが、台風12号が接近しているとかで、明日から天気が悪い。仕方ないので日の出前に家を出た。
三条通りには酒を飲んで夜明かしたのか、コロナと縁の薄い若者が多かった。太陽が大分低くなったせいか、蹴上付近に近づくと、昇り始めていた太陽が、少しだけだが山の端に沈んだ。
さすがに秋である。三条通りでは、並木の根元に植えてあるヒガンバナが花を咲かせ始めていた。
先週、満開近かったヌスビトハギが、今日は早くも青い実を付けていた。今、京都で大繁殖している植物である。実が服に引っ付き、なかなか取れない厄介者だ。花はピンクで可愛いのだが。
セミはいなかった。1匹だけだが、大学近くでツクツクボウシが鳴いていた。秋の虫の音色が山を支配するようになったが、セミと比べればかすかな音である。ピークを過ぎた生き物の活動を象徴しているようだ。
山道を登っているとまだ汗が出る。でも、谷からの風が制汗剤になる。再び低山を歩いて楽しい季節になったと思う。今朝、京都市内の最低気温は18度を割った。平地と山頂は3度近く違う。15度の法則からすると、ヘビは身を縮めていたのだろうか。

2020/09/22


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