亀岡盆地西側の山を歩いた。最初、この地域の名山、半国(はんごく)山(774メートル)を歩こうと思いついた。調べると、それだけでは物足りない。付近を物色して、胎金寺(たいこんじ)山(423メートル)を加えることにした。
胎金寺山、「名前がええやんか、金持ちになれそうで」というところか。地理的には、胎金寺山は半国山の北に位置している。
最寄り駅は、胎金寺山が山陰本線の園部、半国山は同じく千代川だが、まあまあ亀岡にも近い。問題はアプローチである。一番距離の短い千代川駅から半国山の登山口まででも、ざっと見たところ7キロある。
少し思案し、今回は園部から入ることにした。最初に目指すのは胎金寺山である。摩気(まけ)神社が北側にあり、そこが登り口である。バスを少し調べたが、タクシーが便利そうだった。
問題は胎金寺山の山頂からで、同じ道を引き返したのでは遠回りになる。とはいえ、胎金寺山から南に下りられるのだろうか。さらに、この地域はマツタケ山が多いはずで、季節的に「入れば殺すぜ」的な立て看板が結構多い。
調べたところ、マツタケ山の問題は心配しなくて良さそうだった。他方、胎金寺山から南に下った記録はネットに出てこない。現地調査するしかない。
一方の半国山はハイキングコースになっていて、登山口に着きさえすれば問題なさそうだった。問題は、帰りのバスの時間である。15時台のに乗れるのかどうか。乗れなければ、これもタクシーを呼ぶしかない。
結果を最初に書いておくと、胎金寺山から南に下る道はほとんど踏まれておらず、難渋した。それでも半国山からの下りを急ぎ、何とか15時台のバスに間に合った。おかげで日が沈まないうちに帰宅できた。
写真は胎金寺山山頂から見た半国山(写真中央のピーク)である。胎金寺山の南側は少し展望がある。半国山には写真左の谷間の村から登る。
2020/10/13