川北英隆のブログ

横山岳に紅葉を訪ねる

先週は横尾山、今週は横山岳に行った。横横続きである。横山やすしかという説もある(さすがに古いか)。その横山岳(1132メートル)、どこにあるのか。どう行くのか。場所は滋賀県長浜市木之本町である。長浜市が麓の村までコミュニティバスを運行させている。
いつものように京都から東海道本線を使い、米原から北陸本線で長浜経由、木ノ本駅で(駅名は木ノ本としている)降りた。駅前からコミュニティバスが出ている。今回使ったのは金居原(かねいはら)線のバスである。終点の少し手前、杉野で降りる。所要時間は30分弱だが、本数が少ない。
行き、木ノ本駅から乗ったのは、もう1人の登山者と僕だけ。途中から婆さんが「(杉野の)診療所に行く」と、咳をしながら乗ってきたので、計3名だった。帰りは僕の貸し切りだった。だから、本数が少ないことに文句は言えない。
杉野から横山岳へはコースが3つある。尾根をたどるコースが2つあり、横山岳からほぼ真南に伸びる尾根のコース(三高尾根コース、名前の由来は不明)、横山岳の長い山頂部の東側から南に伸びる尾根のコース(東尾根コース)、沢(白谷本流)を遡って横山岳に直登するコース(白谷本流コース)である。
今回は、1人で沢は危険かなと思ったことと、痛めた膝の調子が100%ではないので遠慮し、東尾根コースから登り、三高尾根コースを下った。それだけでは少し物足りないので、三高尾根コースの続きにある墓谷山(738メートル)というピークも踏むことにした。
単純に横山岳を登るだけなら、傾斜のきつい三高尾根を登り、東尾根を下るのが賢明である。しかし今回、墓谷山を登るつもりだったのと、帰りのバスが限られている(15時台の1本しか適切なバスがない)ので、時間がなければ墓谷山を切り捨てることも考え、三高尾根を下ることにした。
結果は上出来、山頂付近のブナの多い紅葉も美しかった。山頂部の尾根からは、遠くには雪を被り始めた白山も見えた。
写真は杉野の少し奥から見た横山岳である。左のピークが横山岳、右のピークが東峰である。左のピークから下る尾根が三高尾根、そのピークへとまっすぐに伸びる沢が本谷のようだ。
20201028横山岳.jpg

2020/10/28


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