川北英隆のブログ

湖西の一等三角点2山を歩く

秋だ。伊吹山に初冠雪があり、北の山の天候が悪くなってきた。どこか僕にとっての未踏の山はと探していたところ、湖西の一等三角点の2山を歩いていないことに気づいた。
1つは箱館山である。これは以前から気づいていた。でも簡単すぎるし、関西では名前の知られたスキー場がある。スキー場とリフトのある山の魅力は落ちる。ついでの山を探さないといけない。
と、もう1つ、知らない一等三角点の山が出てきた。安曇川のすぐ南、阿弥陀山である。ガイドにもないし、どう登るのか。
箱館山へは湖西線の今津駅が近い。高島市のコミュニティバスの駅がスキー場のというか、ゴンドラの山麓駅に行く。そのバス停を使うと函館山の三角点まで近いはず。地形図に道もある。
三角点は付近の最高点ではないものの、山名は三角点にあることだしと、その往復を2時間位で済ませる計画にした。と、昼前に今津駅に戻れ、次の阿弥陀山を目指せる。
阿弥陀山へは今津の2つ京都寄り、安曇川駅からアプローチする。その阿弥陀山をネットで調べたところ、ちゃんとした登山道があるらしい。ちなみに地形図には道がない。さらに、阿弥陀山の北東に高面(たかつら)山というピークがある。そこも地形図に道がないものの、林道から標高差50メートル位を登ればいいので、何とかなる。
問題は登山口のある東側の麓までどう行くのかである。駅から6キロ近くある。高島市の提供する乗り合いタクシーがあるのだが、市外の者が使うのは気が引けるし、拒否される可能性も高い。そこで、駅前にタクシーがあることを確認し、乗り合いタクシーの駅、中野太山寺まで走ってもらうことにした。
両方とも標高が高くない。箱館山は547メートル、阿弥陀山は453メートル。ついでに登る高面山は302メートルである。コロナの電車を避ける意味から朝早く家を出れば、日の沈まないうちに帰れそうだった。
当日、琵琶湖の北部には雲が多かった。冬型の気圧配置の影響が残っていた。紅葉は、比良の稜線付近は終わり、中腹が美しかった。標高500メートル付近に紅葉の中心が移ったようだ。10日ほど前の横山岳と比較し、一気に秋から冬へと季節が変わっている。
見かけた登山者は、箱館山も阿弥陀山も1組ずつだった。ともに低いながらも、静かな良い山だった。
写真は、上がリフトの麓駅からの箱館山、下がアプローチに使う車道からの阿弥陀山である。
20201106箱館山.jpg

20201106阿弥陀山.jpg

2020/11/06


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