11/30は満月だった。翌日、夜明け前に起きると、その月が愛宕山方向に沈もうとしていた。初冬、日が一番短い頃に突入したから、夜明け前の月は明るい。
春、月は東に日は西にと、(誰かみたいに)ぼんやりした月が、太陽の沈むのをめがけて登ってくる。秋の終わり、太陽が登らないうちに月が(月にとっての)一日の最後の光を放つ。大気の塵によって少し霞んでいるのがミソかもしれない。
11/30の満月、月が地球の薄い影に入る日だったとか。半影食と呼ばれている。文章で説明するのは難しいから、次の天文台の説明を見てほしい。
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html
大きな月が見えたので、それが満月かどうかを確認するためネットで調べたら、半影食と書いてあった。その時間、月が登ってすぐだったので観察していたが、都会の明るい光の中では違いがよくわからなかった。その程度の月食なのだろう。
それよりは、翌朝の月のほうが印象的だったと思う。写真をアップしておく。
2020/12/02