城山から下り、再び国道を横切って旧東海道に戻る。関の中心部に戻りつつ少し歩くと、北への細い道がある。それに入り、神社(関神社の御旅所らしい)の横を通り、車道を横切ると、観音山公園であるが、あまり公園らしくない。
その公園では、小高い場所に置かれた蒸気機関車が目につく。冬で涸れた小さな池と、その横に石仏がある。ここから観音山に登る。
観音山の南斜面には多くの石仏が祀られている。1850年頃に彫られたとある。何体かずつ祠の中に収められている。それを巡りつつ観音山の山頂に達する。
山頂部は東西に長い。ドウダンツツジの紅葉が美しかった。サザンカも咲いていた。
西から北に回り込むように観音山を下り、関方面からの車道に合流する。すぐ先の車道の分岐を左(北)にとり、車道を登っていく。関富士が名前のとおり鋭角的に見える。
車道が峠を越す地点に関富士への登山口がある。山に向かって踏み跡が明確である。その踏み跡は関富士の西尾根を上がっていく。登り口から、越してきた観音山が見える。
関富士への登りは予想したほど急ではなかった。広葉樹が多くて気持ちがいい。頂上部は東西に長く、三角点は一番東の奥にある。展望はほとんどない。
踏み跡は頂上部を越して続いていた。南東側からも道があるようだが、それを探求せず、頂上に満足して往路を戻った。
観音山は登り口から下り口まで25分、関富士は登り口からの往復に15分かかった。
写真だが、上は観音山の登り口である。石仏があり、右上に蒸気機関車がちらっと見える。関西本線で走っていた機関車か。
下の写真は観音山から車道に下りて、すぐに見える関富士である。
2020/12/05