川北英隆のブログ

羽黒山と筆捨山

関富士から車道に戻った後、次に目指すのは羽黒山から筆捨山に続く尾根である。まずは車道を下る。その車道の北側に、中腹から白い岩が何個も飛び出した山が見えた。羽黒山である。グーグルマップの航空写真で見ても岩らしき物が点在している。
歩いている時は、羽黒山がそんな山だとは知らなかった。だから写真を撮らなかった。不覚である。
車道を下り切って橋を渡ると、すぐに左(北)から狭い車道が合流するので、その道に入る。植林の目立つ沢沿いの道である。500メートル程度進むと右手に質素な鳥居がある。羽黒山権現神社の入口であり、その道を上がる。依然として植林が多い。
途中、神社経由の道と、直接石黒山の頂上を目指す道とに分かれる。当日は長丁場になりそうだったので、神社はパスした。
少し登ると大きな礫岩が現れる。その先に展望台がある。
頂上部に達し、北西に少しアップダウンして石黒山の三角点に達する。多少木立があるものの、展望が良く、その日の最終目標である三子山も見えた。まだ遠いと感じた。
頂上部ではリスが4、5匹、落ち葉をカサコサいわせながら木の実を集めていた。遠くまで逃げないから、多少は人馴れしているのか。そのリスの姿は12/4にアップしておいた。リスが動き回るため(当たり前か)、ようやく撮れたにすぎない。
羽黒山からは西に向かった稜線歩きになる。地形図ではのんびりした雰囲気だが、実際のところは岩尾根が続く。その岩を巻きながら道が付けられている。一番の難関は胎内潜り的な場所だった。穴は低くて狭いうえに、斜めになっている。膝を痛めているので(変に動かすと再度痛めそうなので)、慎重になった。
南北に続く尾根に登り着くと難関部が終わる。尾根は東海自然歩道になっている。羽黒山の姿を見るために尾根を南に進んだが、広葉樹の林が続き、すっきりとした展望は得られなかった。
尾根を北に進み、大きく下がってから、左右を鎖に囲われた急な道を登り返す。突如、筆捨山の山頂となる。展望はまったくなかった。筆捨山は旧東海道の山として多少の名があったらしいが、下から見る山であり、登る山ではないのだろう。
さらに北に進む。岩場と巻道が再度登場するものの、大したこともなく鞍部に着く。自然と西側の谷に向かって下る。あまり下らないうちに広い道になる。谷沿いに下り、資材置き場の横を通って旧東海道に出る。車があまり通らない2車線の道である。
上の写真は羽黒山からの鈴鹿南端である。真ん中に写っている低目の3つのピークが(1つは手前の森に隠れる加減だが)三子山である。下の写真は羽黒山から筆捨山に続く尾根の途中にあった胎内潜りである。
20201206羽黒山からの鈴鹿.jpg

20201206稜線の胎内くぐり.jpg

2020/12/06


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