今日は冬至。もう1つの天体イベントとして、木星と土星が大接近する日でもある。1623年以来の接近度合いということで報じられてきた。その接近、昨日、京都ではよく見えたというか、見えなかったというか。
京都の昨日の天気、予報が外れ、晴れ間が多く、夕方は青空の面積が広がった。西空を見ていると、日が沈み、西空がまだぼんやり明るいうちから木星が見え始めた。
実は10日ほど前だったか、この大接近を観察していた。2つの惑星は確かに接近していて、木星が一際明るく、土星が暗い感じだった。
それでイメージを掴んだと思い、昨日も観察したのだが、様子が大きく異なっていた。木星しか見えないではないか。少し暗めの土星はどこだと、探さないといけなかった。
写真機を望遠にして覗くと、ようやくわかった。木星の少し上、もう1つの星が見える。土星である。木星に飲み込まれそうな様子とでも言えそうだった。
写真に撮った。
一眼レフでは手ブレが生じてしまった。スタビライザー付きのレンズを使ったのだが、望遠にしてシャッタースピードを落とすと、微妙にずれるようだ。かといって、三脚を使う気もなかったし。
そこでスマホの夜景モードで撮った。これがうまくいった。ソフトで補正するのだろうが、びしっと「2つの星」に見える。その写真をアップしておく。下に京都の西山が見えている。
本当は天体望遠鏡を購入し、木星の模様と土星の輪も写すとかすればいいのだろうが、そこまでするほどの趣味はないし。
2020/12/21