今週の山だが(山が趣味でかつこのブログに目配せしていると気づくのは、ここ数ヶ月、毎週山に入っている)、娑婆での予定を入れなかった日の天気が冬型だったため、コースを変更、京都より南の山にした。国見山と交野山である。交野からイメージして北河内である。
国見山は284メートル、交野山は341メートルと背が低い。通勤ラッシュの後に出かけても昼過ぎに帰れるのではないかと、ざっと考えた。
なお、交野山は「こうのさん」と地形図にはふりがなをしてある。交野市を「かたのし」と読むのと異なっている。理由は不明ながら、片野が交野になり、交野の音読みが山(および寺院)の名になったとの推測が成り立つかもしれない。
それで、どう行くのか。鉄路で一番近いのはJR片町線である。京阪の交野線も近くを通っている。京都からだと、京阪の枚方駅経由で行くか、近鉄の新田辺駅経由で行くかのどちらかである。わが家からだと京阪のほうが便利なようだった。
京阪本線で枚方市駅に出て、交野線に乗り換え、河内森駅で下車する。ここでJR片町線に乗り換えるため、河内磐船駅まで300メートルほど北西に歩くのだが、これが「駅前通り」ではない。慣れないと裏道的な雰囲気に戸惑う。河内磐船駅から片町線の木津方面行きに乗り、1駅先の津田駅で降りる。ここが国見山の最寄り駅となる。
国見山の登山口はいくつかある。そこからハイキングコースがあるようなのだが、今回は間違ってレアな道(尾根道)を歩いてしまった。国見山から白旗池を経由して交野山まで歩くコースはハイキング用に整備されている。展望台も整備されていた。
交野山からは尾根道を下り、源氏の滝とやらに寄り道をしつつ、交野線の郡津(こうづ)駅に出た。交野山から下山した地点からは行きに下車した津田駅が一番近いのだが、乗り換えなどを考えると「歩いたほうが早い」と判断した。
大阪、奈良、京都の住宅街から近い低山であることと、車を利用すれば山頂近くまで入れるため、10人近くのハイカーを見かけた。コースも整備されているうえ、京都から大阪方面の展望も得られる。人気のコースのようだった。駅から駅まで、2時間30分歩いた。
写真、上は白旗池からの交野山、下は交野山下山コースの途中の展望台から見た大阪のビル群である。
2020/12/26