高雄山(443メートル)と艮山(444メートル)の縦走路に出た地点は、高雄山の北東にある小ピーク(標高410メートル)付近である。時間と相談、日没までに駅に戻れそうなことを確認し(小型懐中電灯はいつも持参している)、まずは艮山を往復することにした。
縦走路を東にとる。所々イノシシが道をほじくり返している以外、快適な道である。途中、城陽市最高地点(433メートルとの表示)を過ぎる。この箇所には北から明瞭な踏み跡が上がってきている。そこから先、「松茸看守」「山林看守」の札もたくさんあるので、シーズンになると宇治田原の方から人が上がってくるのだろう。
城陽市最高地点から下りになる。峠(手の平、370メートル)にも踏み跡らしきものが上がってきている。この峠から艮山方面に向かって道が分岐する。1つは小ピーク(410メートル)を越える道、もう1つはその小ピークを巻く道である。宇治田原町と井手町の境界は小ピークを越えているので、そちらが確実な道だと判断した。
小ピークを越え、一旦下ると巻道が合流する。「帰りは巻道をとろう」と思った。縦走路は南に向きを変えつつ、艮山に向かう。
艮山(うしとらやま)はすぐである。広葉樹と松の林の中のピークで展望はない。三角点を確認し、往路を戻った。
行きの出発地点、高雄山北東の小ピークから高雄山頂上まではすぐである。もっとも、縦走路はピークの北側を巻いているので、高雄山のピークに達するには尾根を忠実にたどる。踏み跡もあるし、テープも多いので迷うことはない。
写真、上が艮山の山頂、下が高雄山の山頂である。艮山には三角点がある一方、高雄山は古びたプレートだけである。
2021/01/07