川北英隆のブログ

甲賀の飯道山縦走と烏ヶ岳

2月の最終週、ぎりぎりに山に入れた。仕事の都合があり土曜日になった。人出の少なそうな甲賀の飯道山(はんどうやま、664.0メートル)にした。ついでに尾根伝いに大納言(596メートル)まで歩き、もう1つ、草津線三雲駅近くの烏ヶ岳(484.9メートル)に寄った。
飯道山は甲賀の名山である。背が低いにもかかわらず、花崗岩質の岩が点在している。飯道(いいみち)神社はそんな山の山頂付近にある。かつて寺もあり、修験道の場でもあった。
今回は、東海道本線と草津線経由で貴生川駅に行き、そこで信楽高原鉄道に乗り換えて紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅で下りた。ついでなので紫香楽宮跡に寄った後、飯道山に登った。手前の飯道神社には本来のご神体である大きな岩がある。信仰の対象になったのも理解できる。
この飯道山、30年前(1991年)に父親と一緒に登っている。急な登りと、そこに設けられた木製の階段に覚えがあった。その山の帰り、信楽で「有名な」タヌキを買った。
飯道山まではハイキングコースだが、そこから先、西に縦走した尾根は少し手強かった。踏み跡はあるものの、車道や林道が越える峠付近には不確かな部分がある。
今回は飯道山から大納言というピークまで歩いた。さらに大納言の先、阿星山(693.0メートル)まで縦走できるのだが、この阿星山には2012年に登っている。そこで今回は大納言から三雲駅方面に下りた。
この下山だが、当初は山道を下ろうと思っていたものの、縦走路の状態から判断して、林道と車道を使って下った。山道を下るとかなり時間がかかりそうだった。そう判断したのにはもう1つ理由があり、帰り、三雲駅付近の烏ヶ岳にも登りたかったので。
その烏ヶ岳、登りは北側の林道を途中まで使う普通のコースにした。ネットに登った記録がアップされている。下りをどうしようか頂上で考え、北東尾根を選択した。この尾根、踏み跡はあったものの、あまり歩かれていなくて、倒木が点在し、また灌木が踏み跡にかぶさっていた。
何とか15時台に三雲駅に戻れた。全行程で7時間30分かかった。
写真は飯道神社の御神体の岩である。
20210228飯道神社.jpg

2021/02/28


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