能勢電鉄山下駅から口山内行きの阪急バスに乗る。昨年10月、剣尾山に登った時と同じバスである。前と同じ乗客(西洋系の外人)が出稼ぎなのか、乗っていた。
前回は終点の途中、宿野までだったが、今回は終点の口山内まで乗った。学生が(数えていなかったが)5人以上降りた。バス停は大阪府立豊中高校能勢分校の前にある。かつて能勢高等学校だったそうだ。
県道を歩き、駐在所の横から田んぼの中の道(舗装道)に入って倉垣の村に向かう。村の手前から歌垣山がよく見える。
村中を国道477号線が通っているのだが、それを横切るだけで歌垣山への登山口に付いてしまった。このためどんな村かは不明である。なお国道を横切るとき、能勢電鉄妙見口駅から倉垣へのバスがあることに初めて気づいた。
道標に従い、沢沿いの道を上がっていく。山に入っても道はハイキング用に整備されている。小さな滝を過ぎ、沢が小さくなる付近だけが、大水の時に登山道に溢れたのか、少し傷んでいた。登るにつれ、植林から広葉樹の多い道に変わる。
沢から道が離れ、急登して稜線の鞍部に着く。すぐ左(北)が男山である。歌垣の碑があり、六甲や妙見山方面の展望が良い。
鞍部に戻り、南に登ると女山である。広場になっていて三角点がある。
そのまま南に下った。やはり整備されている。倉垣からの道よりも緩やかである。堀越峠への下りだけが急だった。峠は切通気味になっていて、登山道は峠の少し東側で県道と接続している。この登山口にも表示がある。
峠から南に歩けば妙見奥ノ院や妙見山に行けるが、その趣味はない。峠から東へ県道を歩き、杉原を過ぎて京都府に入り、西別院町犬甘野(いぬかんの)で県道と分かれ、鴻応山の西麓の村、神地(こうじ)を目指す。犬甘野から神地までは上りだった。
写真、上は倉垣の手前から見た歌垣山、下は歌垣山の三角点である。
2021/03/06