川北英隆のブログ

鴻応山を越える

犬甘野から神地へ向かう途中、鴻応山が立派である。標高678.7メートル、妙見山よりも少し高いだけある。
国道(423号線)が鴻応山の裾を通っていて、それが谷の向こう(東側)に見えてくると神地の村である。車道から細い道に入り、小さな谷を越し、国道に入る。
国道を南に100メートル少し歩くとガソリンスタンドがある。その北側の細い道に入り、村中を東方向に歩く。家を抜けた付近で左手(北)に小さな橋があるので、それを渡る。その先、ススキの茂った、そんなに広くない荒れ地になる。薄い踏み跡が北の山裾に向かって伸びている。林の中に入ると踏み跡がはっきりする。
後は尾根に沿って登るだけ。最初は植林であり、踏み跡が明瞭なので安心したのだが、すぐに簡易アンテナ(テレビ用だろう)があり、それを過ぎると広葉樹の林の中に入り、踏み跡が不明瞭になった。尾根に沿い、ある程度適当に登らざるをえない。とはいえ、上りなので比較的簡単である。
標高600メートル付近で尾根が北東から東に折れるが、ここも上りなので高みを目指せばいいだけ、問題ない。この尾根を下りに使えば注意が必要な箇所だろうが。
小さなピークを越し、鴻応山の山頂に着く。植林と笹の中に三角点があり、南側が広葉樹林である。木の間から妙見山が見えた。
下りは東南東に尾根を歩いた。鴻応山への一般コースとしてよく踏まれた道である。
小さなピークを越す。地形図ではここから破線路が南に下っているのだが、実際のルートは尾根に沿ってさらに50メートル程度下る。
注意していると左(南)に踏み跡が分かれている。尾根の踏み跡をそのまま進んでもいいのだろうが、湯谷ヶ岳までは時間がかかりそうである。この分岐の踏み跡、入口は不明瞭ながら、少し進むと明瞭になる。南西に尾根を巻きつつ歩き、やがて尾根に入る。
しばらく尾根を下ると鞍部になる。分岐がある。右(西)に下るのが一般的なのかどうか不明ながら、次の湯谷ヶ岳に少しでも近づくように、直進する(南南西に下る)。植林の中、道が溝状になり、そこに倒木が混じって歩きづらい。やっと普通の道に戻ったかと思うと、踏み跡が左(南)に少し折れ、篠笹の中の下りとなった。南西の尾根と南の尾根が分かれる付近である。
やがて右(西)に畑が見え、お地蔵さんの横を通り、車道に飛び出した。道標も何もない。登る場合、知らないと入れないだろう。地形図では鴻応山からほぼ真南に下る破線路が車道と交わる付近であり、「寺田」と記された左側の道でもある。
ここからは寺田の村を抜け、車道を東に歩いて、湯谷ヶ岳の登山口と思える470メートルの標高点のある峠を目指せばいい。
写真、上は神地の手前から見た鴻応山である。下は鴻応山の三角点である。
20210306神地からの鴻応山.jpg

20210306鴻応山山頂.jpg

2021/03/06


トップへ戻る