川北英隆のブログ

宇陀松山城跡城山へ

道の駅にはテーブルが設置してあり、そこで軽く食事をした。その後に城山、宇陀松山の城跡に向かった。大宇陀の町から標高差130メートルばかり、丘である。歩いたところ、事前の情報とは様変わりだった。
宇陀の道の駅は国道166号線と370号線が分岐する地点、三叉路にある。そこから東に向かう166号線に入り、宇田川を渡ると、すぐに大宇陀の町中を通る旧道と交差する(現佐の国道はバイパスとして大宇陀の町の西側を通っている)。
地形図に記された破線路をたどり(破線路は山頂まで達していないので、途中からヤブかも知れないと思いつつも)城山に登るつもりだったので、町中の道へと左(北)に折れ、すぐの路地のような狭い道を右(東)にたどった。
すると、右(南)から来るコンクリート舗装の車道に出た。要は車道が城跡に向かって新しく付けられている。グーグルマップの写真版で見ると、白い道が城山(頂上が公園状に見える)に向かって伸びている。それである。地図版は追いついていない。
安心したやら、「妻ランちゃんちゃっちゃ」と思うやら、その車道をたどる。城山を観光地として売り出すため、車道を付け、頂上直下に駐車場を設置するのだろう。その駐車場になりそうな箇所はまだ工事中だった。
駐車場の右手から散策路が始まっている。それを登ると、城山と(次に目指す予定の)三角点峰の鞍部に出る。鞍部から北西に向け、大宇陀へ町中に下る道があることを確認した後、まずは鞍部を右(東)に折れ、城跡と頂上を目指した。散策路が続いている。虎口(朱雀門跡)で石垣が出てくる。それを登ると本丸跡である。木々が払われ、四囲が見える。高見山、台高、大峰が大きい。曽爾、額井、音羽から竜門付近も当然見える。いい城跡である。
展望を楽しんだ後、鞍部に戻り、三角点を目指した。本来は鞍部からそのまま西に稜線をたどればいいのだろうが、その入口部分に倒木が3本くらいあり、通れない。少し南に巻くようにして稜線に出たが、笹薮だった。なんとか稜線に出ると踏み跡があり、三角点まですぐである。その手前に壊れた建物があり、展望もなく、完全な「趣味」歩きだった。
鞍部に戻り、確認しておいた道を西北西に下り、大宇陀の町に出た。その手前に春日神社がある。雰囲気のいい神社である。
道の駅から大宇陀の町中まで(城跡での展望の時間などを含め)1時間15分だった。
写真、上は城山の山頂である。下は城山からの高見山(左)である。高見山から右に大台ケ原に続く山並みが見えていると思うのだが、確認していない。
20210321宇陀城山山頂.jpg

20210321宇陀城山からの高見山.jpg

2021/03/21


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