今週は大阪と京都の境付近を歩いた。亀岡駅からバスで小和田(こわだ)山の北の山麓、つまり両府の境の北側まで行き、小和田山、釈迦ヶ岳、歌垣山、朝日山、丁塚山、西山と歩いて亀岡駅に戻った。一番高い山は小和田山りの612メートル、春の低山歩きだった。
亀岡駅から行きに使ったバスは、3/11の深山の時と同じである。ただし時刻が変更されている。亀岡ふるさとバスの土ヶ畑行きに乗り、千ヶ畑口で下車する。小和田山の登山口まで少し戻り、まず小和田山(611.6メートル)に登る。それなりのハイキングコースである。なお小和田山は雅子さんで有名になった。
小和田山からは京都府と大阪府の境の尾根を南東にたどり、途中でその尾根を南に折れ、釈迦ヶ岳(512メートル)を越えて能勢町側に下りる。この道もハイキングコースとして紹介されているのだが、尾根や下山に使った谷筋には倒木があり、整備が今一つである。
下りた地点は能勢の倉垣である。今月初に登った歌垣山の登山口の村なので、ある程度勝手を知っている。しかも今回はもう一度、歌垣山に登った。計画を立てていたところ、歌垣山を越すのが一番簡単なように思えたので。
歌垣山南峰の三角点(553.4メートル)を確認し、北峰で展望を楽しみながら小休止にした。歌垣山からは前回と違え、北に尾根を歩いた。最初は林道である。尾根が東を向くと林道から離れる。近畿自然歩道になっていて道幅は広いのだが、あまり踏まれていないようで落ち葉が多い。
尾根が北東を向き、やがて東北東に変わる付近で、近畿自然歩道は尾根から離れ、西の谷に下る。谷に出た後はその流れに沿いって犬飼川まで、昔の林道を下るのだが、途中で林道が壊れている。やっと歩ける程度である。
犬飼川沿いの車道を2キロ弱歩き、朝日山(441.7メートル)を越すため、179メートルの標高点の地点から犬飼川の支流に入る。
林道を1キロ弱歩き、朝日山から南南西に伸びた尾根に取り付く。これが急登だった。最初だけロープが設置されているものの、その後は何もない。灌木につかまりながら登る。400メートルの小ピークで稜線に出て、その後は尾根をたどる。小ピークからの下りは倒木が多く、かつ踏み跡が不明瞭である。384メートルの標高点のピークとの鞍部から踏み跡が少し明確になり、倒木も心持ち減る。
展望のない朝日山を越え、尾根通しに丁塚山(357メートル)に向かう。最初、尾根は東を向いているが、460メートルの小ピークから南南東を向く。427メートルの標高点からの下りは多少不明瞭である。最後は東西に伸びる林道に下り立つ。
この林道も使われておらず、壊れていて歩きづらい。なお、林道と地形図にある破線路とはズレがある。林道が北に向かって稜線から離れる地点に、尾根へ登るルートがある。尾根に登り、360メートルの小ピークを越して尾根を北に折れる。直進して犬飼方面に下る踏み跡もあった。
北に向かって下り、登り直して360メートルの小ピークを越し、東北東に向いた尾根に入る。丁塚山はすぐである。林道から離れた後、丁塚山までは踏み跡は不明瞭でない。しかし倒木が多い。
丁塚山からの下りを迷ったが、北に踏み跡があり、赤いテープもあったので、破線路に沿って北に下り、すぐに東に折れた。踏み跡は比較的ちゃんとしていて、テープもある。地形図のとおり下ることができた。
丁塚山からの下山後、まだ時間が多少残っていたので、西国三十三所第21番札所の穴太(あなお)寺を見つつ、亀岡市街の南の公園、西山(206メートル)についでに登り、亀岡駅まで戻った。
全行程、8時間40分の歩きだった。
上の写真は、倉垣天満宮である。山奥にもかかわらず桜がかなり咲いていた。下は穴太寺である。
2021/03/25