亀岡駅から40番系統で運動公園ターミナルまで行った。そこで亀岡ふるさとバスの土ヶ畑行きに乗り継ぎ、千ヶ畑口で下車し、バス道である県道を少しだけ峠まで戻った。峠の南側に小和田山への登山口がある。
本当は、自由乗降区間なので、運転手に言えば峠で降ろしてもらえたと思う。
峠には小和田山への道標がなかった(見落としたかもしれないが)。車道が南に伸びていて、入口に柵があった。その脇にすり抜けた跡があるので、てっきり車道をたどるものだと思ってしまった。車道がゴルフ場の横を通っていることもあり、「最近の山歩きはゴルフ場巡りか」と思いつつ歩いたが、数分経っても山に入らない。地図で確認し、間違いに気づいた。
峠まで戻り、柵の手前、左(西)側に尾根に取り付く踏み跡を見つけた。それを登るとすぐに明瞭な道に出た。送電塔用の巡視路が登山道を兼ねている。峠の千ヶ畑寄りに階段があり、それが正式の登り口である。車道に面しているから、柵をすり抜ける必要もない。
後は整備された道を坦々と登るだけ、松が点在する広葉樹林の中の道で気持ちがいい。時折、コブシの木があり、白い花が満開だった。
傾斜がゆるくなると頂上部の稜線である。小さなピークを越し、頂上に着く。三角点は欠けた箇所もなく綺麗だった。頂上からの展望はあまりない。
小和田山から稜線を南東へと、小さなピークを越しながら下っていく。やがて篠笹や植林混じりになる。松茸山らしく、ネットが貼られていたりする。
標高500メートル付近で尾根が分岐する。南の尾根を下り、すぐに車道に出た。その車道を南に少し歩くと、左手に分岐がある。釈迦ヶ岳への尾根を上がる踏み跡なので、それをたどる。山頂まで距離はない。山頂にはプレートがあるだけ、広葉樹林の中で展望はない。
釈迦ヶ岳の山頂からは右(西)に折れるように下る。踏み跡は薄いものの、テープがあった。すぐに谷沿いの道に出る。釈迦ヶ岳と三角点峰(470.1メートル)からの稜線の鞍部を越してきた道だろう。今回はそのまま谷を下った。道の整備は悪いが、明瞭である。池(水はほとんどなかった)の横を通り、七宝寺の上部に出る。舗装道路が付けられているので、それを下った。七宝寺は日蓮宗とか。けばけばしい石仏の多い寺である。下り切ると、麓に歌垣神社と湧泉寺がある。歌垣神社は歌垣山と同根、歌垣神社は日蓮宗で、地元の牛の神様だとか。七宝寺の後だけに、きわめて落ち着いて見えた。
ツクシを見つけつつ、谷間を南に歩き、少し上がって倉垣の村に出た。倉垣天満宮の桜が満開近く咲いていた(昨日アップした写真)。村中を少し歩くと、歌垣山の登山口である。前回から1ヶ月も経っていないのに、見違えるくらいに明るかった。
写真、上は小和田山の山頂、下は釈迦ヶ岳の山頂である。
2021/03/26