恥ずかしながらと言うべきか、グーグル版エクセル、つまり「スプレッドシート」がえらく重宝だと知った。しかも無料である。
20年以上前からエクセルやその前身を使ってきた。思い出すと、ロータス1-2-3、クアトロ(だったかな?)を使い、エクセルになった。そのエクセルとは20年程度の付き合いがある。おかげで計算や作図が飛躍的に進歩した。
だから、エクセルが最高、唯一無二だと思ってきたのだが、そのエクセルは最近、クラウド版に誘導している。利用者にとって高くつく。幸いにも今の大学は従来からのCD版を契約しているので、「高い」とは実感しないのだが。
しかしつい数ヶ月前、エクセルで計算する用の株価の取得が不便になった。とくにアメリカ株である。関西人の多くがそうであるように(昔の関西人だけかもしれないが)、僕も当然のごとく株式投資をしている。最近では(嘘かな、20年以上前からかな)海外株にも投資しているのだが、その株価を確認するのに、アメリカの場合はNASDAQのサイトに入っていた。そのサイトでは株価など、情報確認したい企業を登録しておける。ところが、NASDAQのサイトの様式が変わり、株価の確認に手間がかかるようになった。
もちろん、ネット証券など、証券会社のサイトに企業を登録することも可能なのだが、できればそんなサイトを使いたくない(好みがバレるかもしれないし、頻繁に証券会社のサイトに入るとセキュリティ上のリスクが生じるかもしれない)。
どうしたものかと思っていたところ、グーグルが無償で提供する「スプレッドシート」というソフトに頼ればいいと気づいた。このスプレッドシート、これまでスマホで使ったことがあるのだが、ちゃっちいエクセルかなとしか思えなかった。この感想は、本来の使い方をしていなかったためのようだ。
実はスプレッドシート、インターネット上のサイトを検索し、株価はもちろん、株式に関するデータをダウンロードしてくれる(もちろんそれだけではないのだが)。何日か前、その事実にようやく気づいた。これもNASDAQのサイトの改悪(?)のおかげだ。
この機能、個人で株式投資をするのなら、えらく便利である。その使い方を僕が説明しても仕方がない。「スプレッドシート」で検索してもいいし、ネットのストアからスプレッドシートをダウンロードして、シートを開き、「挿入」から「関数」に進めば、グーグルが使い方を説明してくれている。後は試行錯誤すれば、やがて慣れるだろう(僕もその途上)。
ただし残念なことに、日本の株価には対応していない。料金の問題などでグーグルにリンクを貼らせていないのだろうか。思うに、これでは日本株への投資人気がますます落ちるのだが。
2021/04/01