今週はようやく暇を見つけ(作り)、能勢の奥に入った。目指したのは、堂床山(584.3m)、滝王山(570m)、三草山(564.0m)であり、駅に戻る途中で竜宮山(392.0m)、雨森山(383.7m)に立ち寄ろうとした。残念ながら雨森山は時間切れとなり、宿題として残った。
どう入るのか。能勢電鉄の山下駅から、使い慣れたバス(宿野経由、口山内行き)に乗り、森上で下車する。そこから西北西に歩き、大阪府と兵庫県の境まで歩き、府県境の堂床山に登る。次に堂床山と谷を挟んで向かい合っている滝王山に登り、縦走する雰囲気で三草山を越え、南に猪名川町(兵庫県)へと下る。
後は能勢電鉄の駅に戻るだけなのだが、途中に竜宮山などの小さな山がある。今回は名前の良い竜宮山と、その南の雨森山を目指した。ともにその斜面が、行きのバスの左手に見えるため、一度は訪れようと思っていた。
今年の里山、早くも木々が芽吹いている。山桜も標高400メートル付近まで、日当たりによるが、満開近かった。とはいえ、まだ下草が茂るほどのことはなく、ヘビの心配は少ない。気持ちのいい里山歩きの季節である。
道だが、堂床山に道標はなかったものの、明瞭な踏み跡があった。山慣れていれば問題はない。
滝王山は、堂床山からは遠回りになり、面倒である。途中まで登山道をたどったが、その後はショートカットして西斜面の、まだ冬枯れに近い広葉樹林の中を直登した。稜線に出ると道はあるのだが、あまり明瞭ではない。堂床山よりも登山者が多い分だけ、迷ったような踏み跡も多く、注意が必要だった。
三草山はハイキングコースとして整備されている。頂上部が笹原で展望もあり、人気の山のようだ。ただし、頂上から猪名川町へと下るハイカーはほとんどいない。注意して下山道を選択しなければならない。
竜宮山、乙姫様(海ではなく山なので、ゲイの乙姫様かな)に出会えそうな名前だが、南側から登ったところ、踏み跡はほぼないに等しかった。低山ながら、すでに疲れていたこともあり、悪戦苦闘に近かった。
雨森山、ハイキングの山である。立ち寄れなくもなかったが、そうすると能勢電鉄の駅(日生中央駅)に着くのが夕方5時頃になり、コロナの蔓延しつつある大阪をラッシュ時間に通過しなければならない。山以上にリスクがある。というので、次の機会に(冬に)でも、近所の山と併せ、巡り歩くこととした。
時間だが、森上のバス停を出たのが7時55分、日生中央駅に着いたのが15時50分だった。
写真、上は森上の少し先から見た三草山(左)と滝王山(右)である。下は堂床山の下りでの山桜である。
2021/04/03