先日、己高山で変わった花を見つけた。しかし、どこかで見たことがある。どんな花かと言えば、薄い赤紫で、ランの一種のような形である。その花が蔓状とも思える茎に咲く。生えている場所は半分日陰で、湿っぽい場所つまり田畑の近くだった。
「イカリソウや」「以前に(山梨の)大月の山を歩いていて見つけた」と思い出した。
家に帰ってから調べたところ、イカリソウは合っていた。しかし、「大月の山」というのは確証が得られていない。それと思っていた山だが、記録を調べると登った季節が違っていた。もう少し範囲を広げ、探してみる必要がある(やるにしても時間がかかる)。
イカリソウの名は、日本の伝統的船の錨に似ているからとか。漢方では精力剤として有名らしい。といっても漢方薬としての収穫の時期が限定されているらしいし、野生のものがフキやワラビのように大量にあるわけでないので、「収穫や」とはいかない。
いろいろと書くより、写真で花を見てもらったほうがいい。右にイカリソウの若葉がある。アップした写真では分かりにくいが(撮るとき、そこまで意識していなかったのだが)、茎や葉の付き方にも特徴があり、茎が3つに分かれ、その茎に3枚の葉が付くとある。
2021/04/13