城崎として有名なのは(勝手に思っているだけかもしれないが)、雪の中の川の縁を、和傘と和服姿の女性が歩く風景である(何で男やないんや、女性への差別かも)。だから、松葉蟹とともに、城崎といえば冬なのだろう。しかし、春の城崎も捨てたものではない。
まずは緑が豊かである。山に植林があるものの、大阪や京都周辺ほど目立たない。それに自然が近いから、いろいろな花が咲いている。
春といえば桜だが、多少北国だから、花の咲くのは関西よりも遅い。まだ散り初めの木があった。
自然が近いから、散策すると(600メートル近くの山を歩くことが散策かどうかは不明ながら)、いろいろな花が咲いていた。
一番感動したのがイヌザクラ(上の写真)である。この種の桜はよく知らない。調べると、ウワミズザクラかもしれない。来日の登山口に、「おいで、おいで」と咲いていた。
頂上付近にはガマズミも咲き、イワカガミも咲いていた。それよりも、「何でこんなに早く咲くの」というのがシャクナゲだった。イワカガミも同じ場所に咲いていたのだが、登山道から見ると、花がそっぽを向いていた。
この点、シャクナゲはこっちを向いてくれていた。アップしておく(下の写真)。咲いていたのはこの1株だけだったが。
2021/04/22