川北英隆のブログ

小梨と藤と

青山高原の春は遅いようだ。残念ながらツツジが蕾だったのは先に書いたとおりである。現地の季節は、山桜が散り始め、ミツバツツジがようやく咲く頃だった。
笠取山の手前では、灌木に小さく地味な花が咲いていた。山グミの花もあった。
そんな中、鮮やかな白くて大きめの花があった。小梨(ズミ)である。若葉の頃の山を歩くと、所々で見かけるが、そんなに本数は多くない。今回、青山高原で広く見かけたのは収穫だったかもしれない。小梨に適した日当たりと高度とが高原一帯に広がっているのだろうか。
近くにも咲いていたので、その花をアップしておく。
小梨で思い出すのは上高地の小梨平である。大学のクラブの夏山山行で槍ヶ岳方面から下りてきて何回かテント泊した。小梨が咲くのかどうか。夏しか訪れたことがないので不明である。
キンプファイヤーをし、残ったアルコールを焚き火にかけて燃やした記憶もある。アホなことをしていたのか、飲み過ぎないための知恵だったのか。腹に入れても無駄なものは無駄、かえって悪い。燃やすと少し青い炎が出て美しい。
今回の青山高原の山歩きで目立ったのは藤の花である。下のほうで満開に近かった。電車からもたくさんの藤の花が見えた。多分、山の手入れが悪くなり、藤が切られることも少なくなり、はびこっているのだろう。外目は美しいのだが、山に入ると藤の蔓がうるさいに違いない。
その藤の花もアップしておく。
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2021/04/30


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