川北英隆のブログ

彦根南東の低山を歩く

ゴールデンウィークは家から出なかった。だから山に行けなかった。と、毎週どこかの山で体を動かす習慣が崩れる。というわけで、天気予報を無視するように山に入った。とはいえ、天気予報を完全に無視できないから、低山コースを急遽選びだした。
選んだのは彦根の南東部の低山である。鈴鹿の前衛といってもいい。それを3山歩いた。誰もいないどころか、道さえ怪しい箇所があった。このため(計画が「えいやっ」だったこともあり)、思っていた以上に時間を要した。
まず、滋賀の多賀大社前で近江鉄道を降り、胡宮(このみや)神社まで歩き、境内から神社の本来の御神体でもある青龍山(333.3m)に登った。
青龍山から東側に下り、麓を南に歩き、大瀧神社に立ち寄った。なお胡宮神社と大瀧神社は多賀大社の別宮であり、共に立派である。
大瀧神社からさらに南に歩き、高取ふれあい公園という野外活動センターを突っ切り、八ツ尾山(616m)と秦川山(469.0m)を結ぶ尾根に出た。まず、八ツ尾山を往復し、その後で秦川山に向かった。
この2つの低山、八ツ尾山への道を心配していたのだが、こちらはまずまずだった。秦川山はまさに低山で里に近く、麓に金剛輪寺という少しは名の知られた寺院があるので安心していたところ、予想に反して久しぶりに大変な山だった。要するに道が不明瞭だったり、かつてよく踏まれていただろう道がほぼ使われていなかったりした。
秦川山からは苦労して金剛輪寺に下り、お寺を見学した。その後、近江鉄道の愛知川(えちがわ)駅まで歩き(今から考えると近江鉄道の豊郷駅の方が少し近かった)、近江八幡経由で京都に戻った。
なお、愛知川駅に出たのには理由があり、もう1山、和田山(180.2m)にも寄りたかったからである。実際は天気予報のとおり雨が降ってきたし、時間切れのため(夕方のラッシュを避けたかったので)、宿題として残った。
多賀大社前から愛知川駅まで8時間15分かかった。スマートウオッチによると、家から家まで4.6万歩歩いた。
上の写真は秦川山から金剛輪寺への下りである。所々ビニールのテープがある(写真は青くて新しいが、多くは古びている)ものの、あまり頼りにならない。道は左上に伸びている。林に葉の少ない冬枯れの時期を狙うべきかもしれない。
下は八ツ尾山(左端)から秦川山(右の低い山)である。中央は高取山(611m)と言い、野外活動センターからハイキング用の道がある。右端の高い山は鈴鹿の前衛で700メートル級である。
20200508金剛輪寺への下山道.jpg

20200508八ツ尾山と秦川山の山並み.jpg

2021/05/08


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