川北英隆のブログ

亀岡北部の低山を歩く

先週の彦根に続き、今週は亀岡の低山歩きだった。仕事の都合と天気予報から判断して「この日しかない」と思い、今回も急遽、亀岡北部の低山を計画した。
本当のところは低山ではなく、もう少し高度感のある山、そして蛇や藪の心配の少ない山に入りたい。研究成果としての計画もいろいろと持っている。でも、仕事が入り、天気の見通しが芳しくないとすれば、低山を最適な冬ではなく、この季節に歩くことになってしまう。
今回歩いたのは、亀山の北部である。山陰本線、亀岡駅の3つ先の八木駅をスタートし、八木駅に戻るコースである。具体的には、八木駅で降り、まず北に歩いて筏森山(294.9m)に上がり、城山(221.8m)まで縦走する。その後、八木駅に戻りつつ、八幡山(171m)を越し、八木駅の南西部にあるもう1つの城山(八木城跡、330m)に登って八木駅に戻る計画とした。
当日は15時半から仕事が入っていたので、早く切り上げないといけなかった。山陰本線を使うと、八木の次の駅の園部までは京都から近い(通勤圏である)。ということで、早朝に出ればコロナを避けつつ運動もできるという、一石二鳥の計画(電車に乗るのは、本当はリスクかな)に仕立てた。
結果は計画達成だった。筏森山へは少し工夫し、記録は見当たらなかったが、よく踏まれているだろうコースを選択した。これが大正解で快適だった。ただしその後、北北東の稜線伝いに城山まで縦走するのは、藪や枯れ枝が多く、注意深く歩く必要があった。冬なら「こんなものか」程度なのだろうが、初夏に近い季節にあっては「趣味やね」と自嘲する。
八幡山はさらに上手だった。地形図上、ピーク名の箇所には171mの標高点があるものの、そのすぐ南東部のピークには176.1mの三角点がある。「そらそこまで行かんと」と歩いたのはいいのだが、三角点を見つけ出すのが大変だった。結局のところ、サルトリイバラに引っかかり、顔、手、足にかすり傷を負ってしまった。
最後の(もう1つの)城山は完全なハイキングコースで、それまでの難易度の高いピークと比べておまけ的だった。もっとも、山頂からの亀岡盆地の展望が当日の苦労を吹き飛ばしてくれた。山頂付近で3組、計6人の登山者に出会ったのは余計で、「クワバラクワバラ」だったのだが。
写真、城山(八木城跡)から見た愛宕山(丸っこいピーク)と地蔵山(中央左の三角形のピーク)である。京都に転居してすぐの頃、2つピークを歩いた。なお手前が亀山盆地(ただし北の先端部分)である。
20210512城山からの愛宕山と地蔵山.jpg

2021/05/12


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