最後の目的、城山(八木城跡)まで、どうアプローチするのか。八幡山の西麓を南に歩き、国道9号線に出た。国道と山陰本線が八幡山の南を越えている。峠越えの箇所には歩道がなく一番緊張する場所だが、とはいえ9号線だから、人が歩くスペース程度はあった。
八木駅の少し手前で国道と分かれ、南の村(八木村)に入る。歩きながら、神社のある集落から城山に上がり、北に下りて寺のある集落に戻ろうと考えた。城山の麓を京都縦貫自動車道が走っている。八木駅側から城山に登るには、この2箇所からしか高速道路をくぐれない。
事前にほとんど調べていなかったため、どういう登山道か多少の不安はあったが、神社のある集落を抜けた瞬間にかなり力が抜けた。というのも高速道路をくぐる箇所が城門風に飾られていたから。案内もある。
高速道路をくぐり、植林の中の斜面にジグザグに付けられた登山道を登る。合目の表示があり、途中に城門跡がある。城山の東尾根らしきものが見えれば(上部が明るい)山頂は近い。尾根上に出ると、右(西)が二の丸跡を経由し、寺に下る道で、途中に妙見宮に寄る道が分かれている。左(東)が本丸跡、山頂であり、分岐から一投足である。
山頂からは愛宕山から地蔵山への連なり、亀岡の他、歩いてきた筏森山と、八幡山かなと思える丘が見えた。それに満足し、二の丸跡経由で下山した。広葉樹林の中、やはり整備された道が続き、最後に寺に出た。
寺から八木駅までは近い。ただし、駅の南口が新設の工事中のため(今年10月に終わるとか駅でアナウンスしていたように思う)、少し回って北口からJRに乗らないといけない。
高速道路をくぐる地点から寺側の登山口まで1時間だった。
写真、上は八木村からの城山(八木城跡)、下は山頂(本丸跡)である。
そうそう、ブログ(記録)を書きながら気づいたのだが、今回の山、低いピークほど大変で、一番高い城山(八木城跡)が一番簡単だった。
2021/05/12