今年の梅雨は早過ぎる。ゴールデンウィーク頃から天気が怪しくなり、毎週の習慣になっている山歩きもままならなかった。そしてついに昨日、近畿地方に過去で一番早い「梅雨入り(したとみられる)」が発表された。
確かに気圧配置は梅雨そのものである。日本の東海上、オホーツク方面に高気圧がある。前線が停滞し、気象衛星で見ても、ヒマラヤ方面から雨雲が日本方面へと延々伸びている。今年の梅雨入りの公表は正しいだろう。むしろ遅すぎたのかもしれない。
おかげで(別に気象庁の責任ではないが)、せっかくの爽やかな5月が台無しである。その代わりに6月に入って晴れてくれればいいのだが、気象庁の季節予報では(ただし4/23発表、近畿から関東にかけてのものでは)、6月は雨が多く、7月になって少ないとなっている。気温は6月と7月は高めで、とくに7月はその可能性が高いそうだ。
ということで、イメージとして梅雨は6月末から7月早々に開けるのだろうか。通常よりも少し早めかな。ということは、今年は暑い夏か。つまり、爽やかな季節がほとんどなく、雨の季節が過ぎるといきなり夏のようだ。
要するに、日本の5月から9月頃までだが、熱帯性の気候に近づいたように思える。今年の冬が暖かかったことと合わせて考えると、日本は亜熱帯の範囲に取り込まれつつあるのではなかろうか。
今年の夏、暑そうだし、まだコロナは収束しないし、ワクチン接種も途上だ。これに加えてオリンピックが十分にありうる。大阪や東京に住んでいる皆さん、ご苦労さん。そう言うしかない。
2021/05/17