川北英隆のブログ

能登川から和田山へ

水口からは近江鉄道で五箇荘駅へ出て、連休明け、犬上地域の山歩きの時に残してしまった和田山に寄るつもりでいた。しかし、1時間に1本の列車をギリギリで逃せば退屈なことになる。そこで草津まで戻り、そこから東海道本線の能登川駅に出ることにした。
実は、今回の山歩きの計画では、五箇荘駅で降り、和田山に立ち寄った後、能登川駅から京都に戻るつもりだった。念のためスマホで時刻表を調べたところ、やはり草津まで戻るのが多少なりとも時間の節約になると分かった。また、和田山までの距離は2つの駅のどちらを使っても大差なかった。
能登川駅は新快速が停まる。駅の東口に出て、少し北東に歩くと県道である。歩道がないものの、道幅は広めである。繖(きぬがさ)山から北に伸びる山裾を過ぎた後、北に向かって折れる。和田山が低く横たわっている。
和田山の西端の寺、長勝寺への石段を見つつ東に折れる。和田山の山裾に小さな集落があり、道はそれを通る。集落の東の端に出ると、和田山へ上る道がある。地形図にあるとおり石段の道であり、広いのだが、今はほとんど使われていないようで、苔むしていた。
石段を上がるとすぐに鞍部に出る。道は鞍部を越えて続いている。鞍部は広場になっていて、石仏があり、小屋や石の祭壇などもある。どうも斎場のように思えた。帰ってからグーグルマップの航空写真版で見ると、鞍部を越して北に下ると墓地である。
鞍部からは東に向かって上る道がある。すぐに墓に出るが、その後も踏み跡はしっかりしている。ただし、やはり踏まれていないようで下が柔らかく、蜘蛛の巣も多い。ショウジョウバカマが咲き終わっていた。
道は和田山の南のピーク(170m)の北側を巻き、北のピーク(本峰)との鞍部に出る。後は尾根を北東に上がり、180.2mの三角点に出る。植林と広葉樹の入り混じった林の中で、展望はない。そこから少し離れた木に和田山のプレートがあった。また、和田山城址とも書かれていた。
帰り、南北のピークの鞍部まで戻り、南ピークへの踏み跡に入った。ピークを越した少し先に、「和田山・南山、御精霊岩(夫婦岩)」の表示があり、確かに大きめの岩が2つ並んでいた。
その先、下る道を探したものの、踏み跡が不確かだった。藪漕ぎをする気もなかったし、和田山はウルシが多かった。南北のピークの鞍部まで戻り、その後は往路を下った。能登川駅までも同じである。
駅から駅へ90分かかった。書き忘れていたが、水口南城駅から水口駅までは1時間ジャストだった。
写真、上は和田山の三角点である。下は南側から見た和田山(南ピーク)である。左手に長勝寺がある。
20210524和田山山頂.jpg

20210524和田山.jpg

2021/05/24


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