川北英隆のブログ

姫路の夏の低山恐るべし

急に思いついて姫路の低山、高御位山(たかみくらやま、299.7m)と桶居山(おけいやま、247.3m)を歩いた。低山である。朝、天気分布予報を見て、「梅雨の合間、今日が登るチャンス」と判断し、急遽出かけた。
最寄り駅に10時過ぎに着く優雅な山歩きである。正確には「優雅な山歩きのはずだった。
どこの山に、どう行ったのか。姫路、高砂、加古川の境の山である。新幹線で通ると目立つ。というのも岩がごつごつしているから。「いつか歩いてみよう」と思っていたから、思いついてすぐに計画した。
計画といっても、行きの最寄り駅を決め、何時の列車に乗ればいいのかだけである。山から下りてきての最寄り駅も決めたが、コースタイムは調べなかった。「どうせ標高300m未満の山を歩くだけ」「里も近いし、山の地図を見ると下りるコースもいろいろあるから、天候などによっては適当に下りればいい」と思っていた。
ところが、当日は曇っていたが薄日が射し、風も少なく、梅雨前線が日本海側にあり(つまり太平洋高気圧の圏内に入りつつあり)湿気が多かった。低山が災いし、サウナの中を山登りするのに近かった。
水は2リットル持っていたのだが、朝食時の水分が足りなかったようで、登り始めていきなり「水分不足」を感じた。仕方なしに水を補給したのだが、先のことを考えると2リットルで足りるかどうか不安になった。結局はゆっくりと歩き、予想以上に時間を要した。
コースはというと、まず姫路駅まで出て、山陽本線を大阪方面に戻り、4駅目の曽根駅で降りた。そこから西に歩き阿弥陀町北池ら高御位山の南尾根に取り付いた。高御位山を越し、東尾根を鷹ノ巣山(264.0m)まで歩き、ほんの少し引返して尾根を北にたどり、桶居山を越した。水分が依然として不足していて(鷹ノ巣山の往復が余計だったかも)、鋭鋒である桶居山への登り付近が一番苦しかった。
桶居山からは、東尾根をアップダウンしつつ下り、深志野に下りた。後は御着(ごちゃく)駅に出るだけ。姫路に戻った。姫路駅のコンビニで仕入れたビールを飲み、ようやくすっきりした。
曽根駅から御着駅までちょうど6時間だった。サウナの中のアップダウンをよく歩いたものだと思う。平面距離で12キロ少し、細かなアップダウンが続くため高度差は1000mを越す。意外にタフなコースだったとはいえ、時間がかかり過ぎた(通常のコースタイムは4時少しか)。
写真、上は高御位山の登り、下は桶居山の登りである。
20210707高御位山.jpg

20100707桶居山.jpg

2021/07/07


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