川北英隆のブログ

秋めいた大文字山を歩く

先週の山、ちゃんと計画はしたのだが、10日以上続く長雨のために計画変更となった。変な夏だった(まだ過去形ではないが)。仕方ないので、少し前のように大文字山を2回歩いた。
蹴上から日向大神宮に入った。その前の坂道をサワガニが1匹歩いていた。沢があるから、道路にまで上がってきたのだろう。
「山道にサワガニひとつ雨のあと」といったところか。
山の中はツクツクホウシの季節になっていた。ミンミンゼミやアブラゼミも鳴いてはいるが、ツクツクホウシの大合唱が始まっていた。
その長雨、神社周辺に被害をもたらしていた。車道の縁が崩れている。往復して帰りに見ると、工事が入っていた。昨日現在、車が入れば、傷んだ道路で底を擦りそうだった。
日向大神宮の上の山、神明山を越した部分が崩れていた。今回は歩けたが、さらに雨が続けば、もしくは台風が来れば登山道がなくなるかもしれない。
大文字山からの下りは旧道に入った。最初、大した影響はなかったものの、新たな倒木が1つあった。また、途中で木が倒れる大きな音がした。左右、上下を見つつの山歩きが必要かなと思ってしまった。
銀閣寺への下りは荒れていた。そもそも小さな沢を道にした箇所なのだが、それが長雨で削られ、深くなっている。しかも下の方はまだかなりの水が流れていた。水がなければ沢の部分を歩くのだが、昨日の状態でそんなことをしたら靴の中まで濡れてしまう。そのため、沢をへつるように歩かないといけない箇所があった。
登り口で完全な素人集団的なオバちゃん達と出会った。「沢になってるので気をつけて」と2回言ったのに、上の空で聞いていた。
そのオバちゃん軍団の誰かが沢で足を滑らせて捻挫などをして、大騒ぎしている可能性がある。「戻り(2回目)に同じ道を使い、そんなのに出食わすと困るな」と思った。こちらの責務は2回の忠告で果たしたことだし。
そこで、戻りは同じ道を登らずに中尾城跡経由にした。下りに使ったことはあるのだが、登りは初めてだった。3年前の台風直後は非常に荒れていたが、今回通るとすっかり整備されていた。
夏休みの土曜日だったし、登り始めると7時になっていたので、雨模様の大文字山なのに登山者が目立った。時々マスクを付けながらの上り下りだった。こういう時期だし、山歩きのタイミングを少し考えないといけない。

2021/08/22


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