川北英隆のブログ

日本がトップ10に躍り出る

何かいいことがあり、日本の評価が上がればいいのだが、今回のトップ10はコロナの感染者数である。すっかり有名になったジョンズ・ホプキンス大学が公表している各国のコロナ統計で日本がトップ10に躍り出た。
各国の状況が一番良くわかるジョンズ・ホプキンス大学のサイトには、28日間(つまり1ヶ月ということだろう)の新規感染者数が多い順に国名が並んでいる。
先日まで日本は10位より下だったのだが、多分今日だろう(ひょっとしてサイトに入らなかった昨日?)、ちょうど10位になった。より上位には、順にアメリカ、インド、イラン、イギリス、ブラジル、フランス、マレーシア、トルコ、ロシアがいる。すぐ下にはタイとインドネシアである。
1位から9位までは「コロナ、大変だ」と騒がれている国か、コロナ以外にも話題が満載の国である。すぐ下のタイとインドネシアは「大変なことになっている」と騒がれている国なのに、日本がその上にいる。
このサイトには1週間毎の新規感染者数も示されている。それによれば、タイとインドネシアの新規感染者数はピークアウトしている。日本もようやくピークアウトしつつある段階だ。この勢いの差が日本を10位にまで押し上げたのだろう。
何故ここまで日本の感染者数が増えたのか。日本の国民性としてムードに流されやすい。コロナ第1波の時には自粛ムードが蔓延した。今回の第5波では、オリンピックというお祭りムードが下地にあり、さらには老人たちに「注射したから大丈夫」とのムードが広がったのだと思っている。
そういう国民感情をしっかりと読み、正しい方向に導いていくのが政治だろう。

2021/09/04


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