川北英隆のブログ

琵琶湖北端の大崎と東山

今週は湖西線のマキノで降り、琵琶湖北部、海津大崎という半島の岬まで歩き、そこから半島の最高峰(最高峰とは大仰なような)、東山(594.6m)に登った。最高峰のわりには、きわめて平凡な山名である。
コロナもあるし、天候が昼過ぎから雨になりそうだったので、5時台の湖西線に乗った。夏休みも終わり、緊急事態宣言も出ているためか、電車はガラガラのガラだった。
マキノ駅で降りるのは2回目である。前回は駅前からコミュニティバスに乗り、三国山から赤坂山方面に歩いた。今回は(多分)バスがないからというので、そのまま歩いた。
琵琶湖湖岸に沿い、西浜、海津の町並みを歩いたところ、なかなかの風情だった。漁師の町なのだが、敦賀にも近いので栄えたのだろう。軒を連ねるばかりの寺が栄えた名残である。
海津の先から半島の西側を南に歩き、その突端に近い海津大崎から山道に入った。事前にはその突端近くの大崎寺を越え、岬である大崎の湖面から登ることをイメージしていたのだが、これが違っていた。車道から石段を上がって大崎寺に出て、少し先にある海津大崎の上部から山に入った。
この登山道、なかなか急である。常緑広葉樹林を過ぎた後、植林と落葉広葉樹林の境界を登っていく。登りのこともあり、またテープの印もあるため、迷うことなく東山に着く。その後は尾根が広いことから、とくにいくつか越える小ピークでは、進むべき尾根の方向を確かめる必要があった。
566mの標高点以降、植林の倒木が多くなる。それが踏み跡に被さっているので、それを避けるために迂回する。すると、どうしても踏み跡を見失い、さらには方向感も失いそうにもなる。
531.8mの三角点のあるピークには峯山のプレートがあった。万路越(まんじごえ)が近づくにつれて踏み跡がはっきりしてくる。493mの標高点を過ぎ、次の小さなピークで左手(北西)に戻るように稜線から離れる。送電塔を過ぎ、さらに下れば万路越である。
万路越から東へと古くからある道を下るのだが、途中に倒木や沢の流れで壊された箇所がある。最後に獣避けをくぐり、黒山の村を過ぎ、湖西線の永原駅に下った。
マキノ駅を7時5分に歩き始め、大崎寺の登り口8時丁度、東山9時15分、万路越10時50分、永原駅11時40分だった。予定通り、午前で終わった。
上の写真は海津の手前の町、西浜から見た東山である。下は万路越のお地蔵さんである。
20210901西浜からの東山.jpg

20210901万路越.jpg

2021/09/01


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