川北英隆のブログ

岩籠山から夕暮山へ

乗鞍岳からの尾根を歩き、岩籠山への一般登山道に入ると、「すばらしく整備されている」か感じる。加えて、最初に出会ったブナ林は下草が笹であるため、垢抜けた感じがする。
合流地点から少し下ると右手に崩壊地がある。コースはそれを迂回している。
鞍部からの登りは乗鞍岳の最初と同じで、花崗岩質岩が腐り、沢状になっている。
708mの標高点のピークを越える手前から、乗鞍岳、歩いてきた尾根、そして伊吹から北に連なる山々がよく見えた。
そのピークから下り、登り返すとインディアン平原と呼ばれる笹原の多い草原である。そこに中くらいの花崗岩の岩が立っている。その岩を右に見ながら、小さなピークを越えていく。
岩籠山は次のピークである。やはり草原と灌木のピークである。765.1mの三角点は、これまでの展望に加え、敦賀市内と湾がよく見えた。向かいには野坂岳が大きい。
岩籠山のピークから、最初は南西に向かって下る。すぐに道は林の中に入る。正面右に大きな崩壊地が木の間から見えるようになる。ルートはその崩壊地を巻くように付いている。少し登り、尾根に出ると市橋コース(沢沿いのルート)と夕暮山(尾根伝い)の分岐となる。ブナ林の中である。
今回は夕暮山に立ち寄った。緩やかに上がり、左に折れて尾根道となる。最初に北陸電力の反射板のあるピークに登る。この地点からの展望が一番良かった。次の小さなピークへはススキをかき分けて登る。ススキの花粉が立ち上った。
三角点は次のコブであり、720mの等高線のピークよりも低い。道端の三角点といった雰囲気か。点名は夕暮山そのものである。ちなみに岩籠山の三角点の点名は嵐山であるから、夕暮山とは由緒正しき山名らしい。
三角点を確認したことに満足して市橋コースの分岐まで戻った。
上の写真は岩籠山の手前にあるブナ林と笹原である。下は岩籠山からの敦賀湾である。
20210912岩籠山のブナ林.jpg

20210912敦賀湾.jpg

2021/09/12


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