川北英隆のブログ

朝日峯と峰山を越えて高雄へ

今週の山(これを書いている前の週)の山は、またまた周山行きのバスを利用した。どうも仕事と天気とのタイミングがずれているので、前週に続いて土曜日の山歩きである。
今回は周山の手前の村、細野(細野口)で降りた。前回の半国高山の登り口、小野は清滝川の流域だった。細野は小野からトンネルで山並みを1つくぐる。それだけで細野の流域は周山と同じ桂川(ただし細野川という桂川の支流)に変わる。
細野からは、トンネルでくぐってきた細野と小野の境界の山並みに入る。まずはタカノス(653.9m)に達する。細野のバス停近くは356mの標高だから、300mばかりの登るわけだ。
タカノスから南に稜線をたどり、アップダウンを繰り返して最後に朝日峯(688.1m)に急登する。今回の最高点であるとともに、今回の中で一番すっきりとしたピークだった。
朝日峯から少し下ると林道に出る。それを使って南東に尾根をたどる。目指すのは峰山(537.4m)である。峰山から南に下ると栂尾は高山寺の南側に出る。観光地だが、まだモミジのシーズンには早く、観光客はまばらだった。
高山寺をパスし、神護寺を訪ねた。そこから高雄山(三角点は428.4m)に上がるためである。後で振り返れば、神護寺への石段は標高180m弱から始まっている。山頂までの高度差は250m程度、まあまあある。
神護寺からJRバスを使って帰ってもいいのだが、高雄付近の道路は細く、対向のために混んでいたし、バス停にまで戻るのも嫌だった。そこで神護寺から清滝方面へと歩き、途中で京都一周トレイルへ折れ、東に峠(標高250m程度)を越えて大覚寺の近くを通り、JR嵯峨嵐山駅に出た。
コース全般の様子だが、タカノスの手前までは薄いながらも踏み跡があり、気持ちよく歩けた。タカノスへ手前で東西に伸びる稜線にぶつかる。そのタカノスへの登り口に大きな倒木が何本もあり、やり過ごさないといけない。
タカノスからの下りは元の薄い踏み跡に戻るが、582mのピークの北側にある峠で古い林道に出会って以降、田尻峠を越えて602mのピークに至るまで、倒木やブッシュが多い。
朝日峯の登りと林道までの下り、その後の林道歩きは悪くはない。ただし、林道が終わった後、602mのピークの登りは猛烈に近い倒木群だった。
その後は、(猛烈なとの比較で)倒木が適度にある。峰山からの下りは人家に近いのでコースはましだろうと思っていたのだが、むしろ悪かった。とくに国道に出る手前が荒れていて、「ほんまに下れるの」と心配になるほどだった。というのも、目指す清滝川が崖の間を流れているので「適当に下る」こともできない。
高雄山は登りの道を間違えた。境内から踏み跡を適当に登ったのだが、シダの間の急登となった。上部で整備された道に出た。この高雄山は実は皇子陵もあり、一番整備されていた。
京都一周トレイルを使っての峠越えの道は峠付近が少し悪く、一部が沢状になっていた。とはいえ、「困った」箇所はなかった。
8.00に細野口のバス停、朝日峯11.10、栂尾13.40だった。神護寺金堂から高雄山三角点への往復は、登り45分、下り30分だった。そこからの帰り、神護寺からJR嵯峨嵐山駅まで1時間15分かかった。
写真、上は朝日峯らの比叡山である。下はタカノスへの登りで見かけた黒いヘビで、長さ1mくらいあった。ゴツゴツしていて付近の主なのか。まだ朝が早く動かなかった。日向ぼっこの邪魔をしてはと思い、遠巻きにして通った。
20211010朝日峯から比叡山.jpg

20211010タカノス手前の大蛇?.jpg

2021/10/10


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