川北英隆のブログ

タカノスへ

前回登った半国高山と同様、朝日峯もアプローチが不便なために登り残していた。2005年、愛宕山から地蔵山と竜ヶ岳を歩いた時、朝日峯も目に入ったが、立ち寄るには遠すぎた。
その朝日峯がJRバス周山行きの路線から近いことに気づいた。問題は朝日峯だけでは物足りないことと、いずれにしても奥深いことから、どのコースを歩くかだった。そこでひねり出したのが、峰山を結ぶことと、これも以前から思っていた高雄山もついでに歩くことだった。さらに計画していると、朝日峯を北の尾根から縦走的に歩くのがいいと考えた。
細野口のバス停で降りる。もう1人、オジさんが降りた。どこかに作業に行くのか、バス停で人を待っている様子だった。国道と並行して付けられた車道(周山に抜けるトンネルができる前の車道か)を100m程西に歩き、橋を渡ると、川(田尻谷川)沿いの車道が南に分岐する。それに入る。500m程歩くと、左手、植林の中に林道がある。草が多い道なので注意しないと見逃しそうだった。
その林道に入り、南東に伸びる尾根に取り付く。林道が3回だったか、分岐する。あくまでも尾根に向かう道を選択する。最後は林道を離れ、踏み跡に入る。最初はテープもあるので、迷うことはない。ヌタ場があったので、念のためにクマ避けの鈴を付けた。ついでに書くと、ラサで買った「有難い鈴」だ。
やがて植林と広葉樹が混じるようになる。大きなヘビを591mのピークの手前で見かけた。その591mのピークのヒノキは立派だった。
踏み跡が薄いので、尾根の分岐と方向に気をつけながら小さなアップダウンを繰り返す。右手にタカノスの小高いピークが見えてくる。尾根が南向きになる。登り詰めると、東西に伸びる尾根にぶつかる。ちょっとした峠である。
事前に読んだ記録では、この峠からタカノスまで倒木が多いとのこと。確かにタカノス側の尾根の入口に大きな杉が何本も倒れている。尾根をダイレクトには登れないので、少し下り、倒木を背の低い箇所で越し、尾根に登り直した。その後は大きな障害もなく、東西に長いタカノスの山頂に着いた。広葉樹林の中の山頂で展望はないが、三角点がある。
10月にしては暑い一日だった。喉を潤したが、持参した2リットルの水で十分かどうか。足りなければ高雄で何か買うことにした。
写真、上は登り始めに見たヌタ場である。シカだろうか、新しい足跡もあった。下はタカノスの山頂である。
20211010ヌタ場.jpg

20211010タカノス山頂.jpg

2021/10/10


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