川北英隆のブログ

峰山を越える

朝日峯から先、峰山方面はガイドブックにも紹介されているコースである。朝日峯から南への下りは快適で、まさにハイキング的だった。西に愛宕山、竜ヶ岳、地蔵山の山並みが大きい。
途中で林道に出る。右は松尾峠への下り、左(北から東へ)は峰山方面である。左に林道を歩く。京都市内も見える。
最初は整備された道を下る一方なのだが、556mのピーク手前から登りが出てくる。道が大きくカーブを描いたすぐ先、600mの等高線ピークの手前で「林道終点」の標識がある。
その先もしばらくは林道の続きのような比較的広い道なのだが、やがて山道となり、倒木も出てくる。602mのピークの西側、広い鞍部の付近は倒木の山だった。迂回するのが難しいほど積み重なっている箇所もある。適当に乗り越えつつ、602mのピークに達した。その後も倒木が続くが、「普通」である。木の間から峰山の姿がちらりと見える。
長い下りを経て峰山の東側の鞍部に着く。植林の中に標識がある。それに従い、少し南に歩いてから峰山へと急登する。といっても高度差は50mもない。
山頂は植林と広葉樹の混じった林の中である。展望のない広い山頂部に三角点がある。鳥の声と、樫の実の落ちる音を聞きながら昼食の続きにした。
峰山からは南尾根を下るコースを選択したのだが、どうだったか。今から思うともう一度分岐に戻り、峰山の山頂を迂回気味に栂尾に下るのが正解だったかもしれない(ガイドブックにはこちらが記載されている)。
それはともかく、南尾根を下った。この道、倒木が点在している。このため、本来の道を少し迂回する箇所が多い。広葉樹の中、下草のシダを見ながら気持ちよく下る箇所が出てきたので、「これで高山寺」と思ったのが大間違いだった。
ちょっとした鞍部的な箇所に達し、茶碗がたくさん放置されているのを見ると、道が左手(東)に曲がり、清滝川の上部を下るようになる。その先、最後の部分が難関だった。というのも、道が半分崩れた箇所あり、倒木あり、ヤブありで、「どこが道や」的な感じになる。右手には崖の下に川が流れている。そちらに進むことは不可能である。
何とか山側に迂回路を見つけ、道路に下った。下った箇所は店屋か何かの駐車場だった(確か茶碗前だったと思うが、「ガレージ前へ」との表示があったので、下った箇所は正規のコースである)。ベンツが駐車してあった。登山道の表示も何もないので、反対コースからは最難関箇所かもしれない。
上の写真は602mピークの手前の倒木である。参考のために。下は峰山の山頂である。
20211011倒木の山602mの手前.jpg

20211011峰山.jpg

2021/10/11


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