局ヶ岳の登山口に着くまで、新道か旧道か、どちらを登るか決めていなかった。駐車場で地図を見て、比較的急登でない新道を登ることにした。下りは登りの状況次第である。
局ヶ岳神社から少し車道を登ると新道と旧道の分岐になる。分岐を左(西)にとり、600m程歩くと車道の右(北)に表示があり、登山道が始まる。左手が駐車場となっているから、単純に新道を往復なら、ここに停めるのがいい。
登山道はジグザグの登りである。道幅は広く、手入れされ、道標がほぼ完備している。
最初は広葉樹林だが、やがて植林の中となる。もっとも、よく手入れされ伐採期に入った林だから、サクラなどの広葉樹が点在している。
一度傾斜は緩むが、再度強くなり、860mのピークの西側を巻く付近で再び緩む。860mのピークの北側で尾根に出て、少し上がると右手側(東)から旧道が上がってきている。新道と比べて細い。
合流地点以降は岩の多い、広葉樹林の中の急登となる。残念ながら紅葉には10日ほど早かったようだ。
直前のブログに書いたように、山頂は素晴らしい展望だった。少し早いが昼食にした。後で2組、3人が登ってきた。平日なのに。人気の山だとわかる。山頂の北東側、すぐ下には中部電力の反射板がある。それが松阪付近の展望を隠しているものの、多分そのおかげもあり、登山道が整備されているのかもしれない。
下りは分岐まで戻り、せっかくなのでと旧道を下った。こちらも整備されていた。ただし新道よりも急であり、山側からの落石も多いのだろう、大きな石の転がる斜面を歩く箇所が点在する。周囲はやはりよく手入れされた植林だった。左手の沢が近くなり、じきに林道に出た。少し上に砂防ダムがあった。
後は林道を下るだけなのだが、途中で登山道の入口を見つけた。下りなのでどこかで分岐を見落としたのかもしれない。すぐに新道との分岐に戻った。神社まではすぐである。
写真、上は駐車場のある局ヶ岳神社である。下は山頂からの迷岳(中央少し右の尖ったピーク)である。その迷岳の左横、奥に大台ケ原が見えている。また、ススキの下に飯高の集落が写っている。
2021/10/31