先週は向日(むこう)から京都の西山に入り、小塩(おしお)山、明神ヶ岳、黒柄(くろがら)岳、竜ヶ尾(たつがお)山を経て亀岡に出た。越えた山は500m前後の里山である。阪急京都線からJR山陰本線に出たのが面白いように思った(自己満足)。
まず、阪急京都線の東向日で降り、バスを使って南春日町に出る。ここから竹林を経て小塩山(642m)に登る。山頂は淳和(じゅんな)天皇陵の奥にある。
小塩山から広葉樹林の西尾根を少し歩き、北側へ下る。下りの下部は植林になっていて倒木がある。踏み跡が乱れていて、少しわかりにくい。
最後は北側の村、外畑(とのはた)に出る。車道を西に歩くと大阪府高槻市の中畑という村の北の外れである。高槻市営バスがある。そのバス停から車道を北へ少し歩き、峠の手前で明神ヶ岳のハイキングコースに入る。大阪からのハイカーが多いようで、道は整備されている。稜線をたどり、明神ヶ岳(523.4m)の山頂に着く。下りは少し倒木があるものの、大したことはない。田能に出る。ここにも高槻市のバス路線がある。
田能の上部から車道(黒柄岳山頂直下にあるアンテナ用)を歩いて黒柄岳を目指した。山頂の南東側から稜線の上に出て黒柄岳(526.7m)に達した。
黒柄岳からは、アンテナを時計と反対方向に回り込み、西尾根をたどった。倒木に悩まされながら、時雨の中、466mの独立標高点に出た。そこから北に尾根を下った。黒柄岳の西尾根よりも歩きやすかったが、最後は工場の廃屋だろうか、その横を通って車道に出た。勧められるコースではない。
黒柄岳から下り着いた地点は小泉という村の外れである。再び京都府である。小泉から北に車道を歩き、神原(かみはら)を経てゴルフ場の西側を巻いた。クラブハウスの建物の少し先に展望テラスがある。亀岡市内、愛宕山方面、半国(はんごく)山方面がよく見えたものの、愛宕山方面は雲の中だった。なお今朝見ると、愛宕山の上部がうっすら白かった。
クラブハウスへの道を右に分け、車道が下り始めると、右手(東)に竜ヶ尾山(412.4m)への取り付きがある。急な箇所を登るとすぐに山頂である。三角点とともにゴルフボールが転がっているという奇妙な山頂だった。
竜ヶ尾山から車道を下り、国道423号線に出た。京都先端大学からのバスが比較的多いので(それに国道を歩いて亀岡駅に出る気もしなかったので)、穴太口(あなおぐち)バス停まで出た。JRの亀岡駅までは近い。
上の写真は淳和天皇陵、下は竜ヶ尾山の展望テラスから見た亀岡市街と愛宕山方面である。
2021/11/28