川北英隆のブログ

松阪の堀坂山から伊勢中川

今週は松阪の堀坂山(757.2m)に登った。地元では「ほっさかさん」と呼んでいる。そこから北へとプチ縦走し、最後は近鉄の伊勢中川駅に出た。残念ながら松阪牛を食べる余裕がなかった(余裕がなかったのは時間か懐か、両方か)。
堀坂山の登山口は松阪市森林公園である。そこまで都合のいいバスがなかったので、駅からタクシーを使った。近いつもりだったのだが、4110円かかかった。真っ直ぐな車道がないからだろう。
今回、堀坂山には森林公園の第2駐車場から登った。東尾根をほぼそのまま登るもので、森林公園からのメインのルートではない。それでも整備されている。山頂は開けていて展望がいい。今秋に登った局ヶ岳が付近の名山として鋭角的な姿を見せていた。
堀坂山からは北へ、堀坂峠(468m)を目指して下りる。峠には車道が越えているため、堀坂山に登る登山者が多い。
堀坂峠から北に上り、観音岳(605.5m)を目指す。この山は堀坂峠から、もしくは森林公園からのルートが整備されているため、堀坂山とともに人気がある。山頂から堀坂山や松阪市方面の展望がある。
観音岳からプチ縦走が始まる。道の整備が少し悪くなる。といっても倒木が所々にある程度で、よく踏まれているし、道標も要所にある。鉢ヶ峰(420m)、桝形山(312.3m)を越えるのだが、それぞれが半ば独立していて、間に比較的深い峠があり、急なアップダウンが待ち受けている。それらに加え、2つのピークの手前に小さなアップダウンも多い。思っていた以上に疲れた。
桝形山は城跡(阿坂城跡もしくは白米城跡)になっている。天守跡というか山頂で最後の展望を楽しんだ後、北畠氏の菩提寺である浄眼寺に下りた。
浄眼寺からは近鉄の伊勢中川駅まで歩く予定だった。というのも、地形図を見ていて、駅の近くに西山(30.6m)を見つけたからである。低山中の低山である。その西山、浄眼寺から歩くと、山というか丘の南側からアプローチするのが自然である。しかし現実は厳しくて、南側は三重県の農業関係の施設があり、入れない。仕方ないので北側に回ってから登り、三角点に達した。後は駅まで800m程度である。
タクシーを降りたのが8時40分、伊勢中川駅に着いたのが15時50分だった。予想以上に時間がかかった。
上の写真は堀坂山から桝形山までの山並みである。右端から真ん中付近のかけて大きく写っている丸っこい山が桝形山、大きな弛みを隔てて桝形山の隣りにある三角形のピークが鉢ヶ峰、その横の台形のピークが観音岳である。太陽の下にある。一番左の少し淡い色彩のピークが堀坂山である。堀坂山の稜線が写真の左端まで続いている。
下の写真は観音岳と鉢ヶ峰を区切るキレットもどきである。正面の山(508mの小ピーク)は日川富士と呼ばれている。高度差50mほどの登りである。
20211222堀坂山の山並み.jpg

20211222日川富士のキレットもどき.jpg

2021/12/22


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