川北英隆のブログ

愛宕山を往復する

満願寺から車道に出て、次に目指すは愛宕山である。ハイキングコースではないので藪の覚悟も必要だが、冬枯れの山なら少々のヤブは大丈夫である。
車道を数歩西に歩くと分岐になる。それを右(北西)に取る。ゴルフ場への道である。じきにクラブハウスの前を通るが、その先もゴルフ場が使っていて、最後はゴルフコースの中の道となる。フェンスが設置されているものの、プレーヤーが打つ方向によっては直撃されかねない箇所もある。
急いで通り抜け、コースの最上部に出ると、車道が終わり、獣避けのフェンスがある。ただし、通った日には扉が閉まらないようになっていた。
車道から先は草の中の細い道になる。夏だとヘビが気になるだろう。すぐに林の中に入り、愛宕山の西側の峠に着く。峠から数歩北に下がると東に斜面を登る明瞭な道がある。文字がかすれているものの、表示もある。
道は、愛宕山の西尾根の北側を登っていき、やがて尾根上に出る。尾根が狭くなった箇所を通過し、一登りすると愛宕山の西側のピークである。少し下り、登り返すと愛宕山の山頂に着く。石灯籠が一対あり、その奥の最高点に石積みがされていた。愛宕山との名からして、麓の村の信仰の対象だったのだろうが、どの村なのか。
山頂は335m、林の中で展望はない。三角点もない。満願寺の下から30分かかった。
愛宕山からは往路を峠に戻り、ゴルフ場の中を通って元の満願寺への道を歩いた。その途中で送電線の下をくぐる。そこに(少し満願寺寄りの右手に)上部の送電塔への巡視路がある(行きに確認しておいた)。その巡視路に入り、中山から南東に伸びる尾根道(ハイキングコース)を目指した。
よく整備された巡視路だった。上部は花崗岩質の岩場になり、傾斜も増す。登るにつれ、愛宕山が小さな双耳峰だと確認できた。
尾根に着くと送電塔がある。そこから箕面方面の展望があるものの、どれがどの山なのかは確認できなかった(多分、明田尾山から妙見山方面が見えていたと思う)。
上の写真は愛宕山の山頂である。石積みの前にある木(ミズナラ)が傾いているのは、下部をノコギリで切ってあるため。その右横の桧も同様に切ってあった。石積みの前を広げるためだろうか。下の写真は巡視路から見た愛宕山である。ゴルフ場から二コブ団子のように飛び出している。
20220109愛宕山山頂.jpg

20220109巡視路からの愛宕山.jpg

2022/01/09


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