今週は用事が多かったり、空けていた日に雪が降ったりと、計画した山に入るチャンスがなくなった。仕方ないので大文字山に入った。雪が積もっている様子なので、新味があるとも思い。
雪はちゃんと?積もっていた。とはいえ、京都の中心部からすぐの人気の山のため、すでに積雪に足跡がある。メインのコースはというと、山頂付近のみ踏み固められた雪の上を歩くだけで、それ以外は濡れた土の上が多かった。
下りはいつものように旧道に入った。メインではないため、さすがにコース上には雪が残っていたものの、それでも足跡があり、新雪の上とはいかなかった。時々、灌木の枝が雪の重みでたわみ、それに触れてしまって雪を軽くかぶるのが楽しいのだが。
「仕方ないので」登ったにしては楽しい山歩きだった。次の出来事を除いて。
旧道を下り始めると10人近くの一団が登ってきた。それに近づくにつれ、「遭難はせんやろけど」とか、「間違ったん違う」とかの声が聞こえてきて、しかもすれ違う時に「この道はどこに出るの」と尋ねられたのには驚いた。「アンチョコに登ったらアカンで」「リーダーは誰で、何をしてるんや」と思いながらも、「もう少し上がると普通のルートに出ますよ」と答えた。コロナの喪のため間近で会話をしたくなかったのだが、つい親切心から。
上の写真は大文字山山頂からの京都市内である。下は旧道横の、雪の積もった落葉広葉樹林である。
2022/01/22