川北英隆のブログ

南郷洗堰の大日山

東海道本線の石山駅で降り、南口3番乗り場で京阪バスの大石小学校行きを待った。石山寺や立木観音の前を通るバスである。乗った時間帯(10時台)には3本あった。
南郷洗堰のバス停で降りる。琵琶湖から流れ出る瀬田川(その後、宇治川と名を変える)の流量を調整するための堰である。堰き止められて穏やかになった水面に水鳥がたくさん泳いでいる。
対岸(左岸)にはこれから登る大日山がある。右岸の少し先には以前に登った石山寺の裏山である伽藍山が見えた。さらに流れの上流部には比良山があり、雪で真っ白だった。以上の写真は昨日にアップした。
ネットで調べると、堰が作られる前は大日山が川にせり出していたらしい。それを爆破して削り、川幅を広げたとか。大日山、現在よりも大きかったことになる。確かに、大日山付近の流れは緩やかなのに、大日山の西側が崖になっている。
バス停から広場を南に歩き、堰に架かった橋を渡る。渡った先には水利関係の事務所がいくつかある。北東に少し歩き、北に折れて黒津の町中に入る。目指すは大日山の東側である。地形図には、東側から山頂(129m)に向かう道と石段とが描かれている。洗堰の標高が86mだから、標高差43mである。町中をゆっくりと道が上がっていく。西に折れ、山頂を目指す頃には道の傾斜が急になる。
大日山の林に入る手前で住宅地が終わり、その先に車止めがある。石仏と「大日堂」と書かれた石碑がある。そこから林の中の参道になる。大きなシイ類が目立つ。石段を上がるとお堂がある。大日堂だろう。その右手に石の鳥居があり、奥に神社があるのだが、半分壊れていた。
大日山の最高点はその神社の奥だった。雑然とした林の中で、整備されておらず、落ち葉が深い。一番高い地点に何の印もなかった。
下りは往路と同じしかない。南郷洗堰を渡り、バス通りに戻った。そこから袴腰山へのルートが始まる。
写真、上は洗堰からの大日山、下は大日山の山頂下の鳥居である。
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20220127大日山山頂を.jpg

2022/01/27


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