大日山を往復し、次に目指したのは袴腰山と、その先の立木観音である。袴腰山への登路は関電湖南変電所の南側にある。変電所までどう行くのか。今回は南郷の町中をほぼ西に向かって歩いた。
途中で水路を渡る。琵琶湖の水を宇治発電所まで導く水路である。その付近から変電所と、その奥に岩間山と袴腰山が見えてくる。
変電所の東側を通る道に入る。入口に「コロナ感染予防のため、立木観音の拝観、通り抜け不可」との主旨の、少し古い表示がある。事前に立木観音のことを調べておいたのだが、コロナで拝観停止との情報はなかった。念のため慌てて調べたところ、境内を通らずに瀬田川に下れそうでもあった。以上から予定通り袴腰山を越すことにした。
道は変電所の南東の角を曲がり、南側に入る。変電所の真ん中手前で明確な道が山に入っている。袴腰山への表示もある。
よく踏まれた道である。ただし落ち葉が多い。急な登りを経て送電塔の横を通る。さらに一登りすれば袴腰山の平らな山頂部に達する。広葉樹林の中の道を進むと袴腰山の山頂である。391m、三角点はない。軽く昼食にした。
袴腰山からは平らな山頂部を南に進み、小さな鞍部へ下る。登り直し、展望台とされる341mのピークに出る。そこから琵琶湖と比良の展望が得られる。
展望台ピークから道が北東に向き、230mの峠へと下る。先週の雪の影響か、道が湿っていて滑りやすい。峠では、立木観音への道と南北からの里道とが交わる。
峠から東に登る。1つ小ピークを越えると、道が2つに分かれる。左(東側)は巻道、直進すれば立木山である。直進し、立木山の山頂に達する。三角点(305.6m、点名は立木)がある。広葉樹林の中で展望はない。
山頂から下ると巻道と合流し、その下で車道に出る。南側から立木観音のために付けられているようだ。後はその車道を下る。車道が大きくカーブした先で立木観音の境内に入った。
立木観音にはお参りが多かった。1月には元旦会と初立木会とがあり、それが続いている。2月に入ると節分会がある。その準備もされていた。
境内を一巡りし、長い石段を下り、瀬田川沿いの国道422号線に出た。川に沿い立木観音用の駐車場が設けられている。駐車場は瀬田川を少し下った鹿跳(ししとび)橋の下流側にもあり、そこを使った参詣者用のため、国道422号線の下に歩道が設けられている。安全に鹿跳橋まで歩ける。
洗堰から袴腰山まで55分、袴腰山から立木観音の境内まで60分、境内から鹿跳橋まで20分だった。
写真、上は変電所の手前から見た袴腰山、下は袴腰山の山頂である。
2022/01/27