川北英隆のブログ

知明山を越してバリアへ

高代寺山から下り、知明湖の東側の道に出た。トンネルとトンネルの間に架けられた県道の橋の南の袂である。後ろから迫る大きな車の音にビクビクしながら(歩道はあるのだが)トンネルを抜けると、知明湖の対岸への橋(りんどう橋)と知明山が大きく見えてくる。
橋を渡ると知明湖に突き出した半島のような箇所の車道である。猪名川の大きな2つの支流、一庫大路次(ひとくらおおろじ)川と田尻川との合流点のすぐ下に造られたダム(一庫ダム)が知明湖を形成しているため、湖は二股に分かれて半島のある形になっている。知明山はその半島の三角点ピークである。
半島の東側の車道に出た後、右(北)に200m近く歩くと、半島からの小さな沢に出る。その沢には鍵の閉まったゲートがあり、車道から眺めると沢に沿って歩道が付けられている。ゲートの横を通り抜け、きれいな階段の続く歩道を上がる。階段を登り切ると駐車場である。この駐車場側にはゲートも何もなく、湖側のゲートが何のためにあるのか不明だった。
駐車場の北側に山頂への歩道がある。「こもれび広場」との表示である。途中、間歩という多田銀銅山の坑道跡がある。鉱山は少なくとも平安時代から始まり、1973年まで採掘されていたそうだ。
落葉広葉樹林の気持ちいい林の中を直登して広い山頂部に出る。少し北へ歩くと三角点(349.1m、点名は知明山)の山頂である。山頂横にフェンスが続き、間歩も囲われている。木の間からの高代寺山の展望を楽しみつつ、小休止にした。
下山は知明山の南尾根を下った。途中に公園があり、先のブログでアップしたように高代寺山が大きかった。公園からは南西に階段を下りる。下り切ると半島の先端を回ってきた車道に出る。ここから半島の西側の車道を歩き、対岸にある雨森山の登山口に出るのだが、一番近い橋が工事中で、今年3月末まで通行できないとのこと。どう対岸に渡るのか、今回の山歩きの最大の難関である。
写真、上はりんどう橋と知明山、下は知明山の山頂である。
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2022/02/10


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