川北英隆のブログ

大山の一等三角点を越す

タコウドと呼ばれる三角点峰から椛(なぐさ)峠への分岐に戻り、そこから南に下った。等高線が混み合い、岩の印がある。少し心配していたが、大したことはなかった。
途中で泉福寺からの道を合わせる。下り終えると椛峠である。珍しく峠の片隅に植林のような針葉樹が生えている。
峠からは狼煙山と呼ばれる小ピークに向かって登る。送電塔の横を通り、186mのピークを越し、もう一度登ると狼煙山である。山頂は大山への縦走路から左(東)に少し入った所である。常緑広葉樹林の間から大山が間近に見えた。
狼煙山から一度下り、登り返す。この付近、里へ下る分岐がある。観音腰掛岩を過ぎると獣避けの柵がある。緩く登りが続き、最後に東西に伸びる稜線の上に出る。出た地点に臍岩がある。この付近で時計を見て、バスの時間にぎりぎりであると気づき、急いだ。
もう一度獣避けの柵を抜ける。大山が近くなり、3組の登山者に出会った。道が広くなり、最後に少し急な登りを経て山頂の一角に出た。
山頂は縦走路から50mほど西に入った地点にある。一等三角点(328.0m、点名は大山)がある。灌木に阻まれて展望はないが、すぐ横に展望台がある。登ると伊良湖岬、雨乞山が見えた。
縦走路に戻り、南に下る。広い道になるが、水が流れるため荒れている。石の多い道をジグザグと下り、獣避けの柵を抜けると白山比咩(しらやまひめ)神社の境内に入る。バスに間に合うことを確認し、長い石段を登ってお参りしておいた。
参道を下り、国道42号線に出てバス停に向かう。バス停は大山下ではなく、1つ田原寄りの越戸に出た。歩きながら左手を見ると、大山と山頂部のアンテナが大きい。タコウドから1時間50分だった。
写真、上は狼煙山からの大山、下は白山比咩神社の石段である。
20220307狼煙山からの大山.jpg

20220307白山比咩神社.jpg

2022/03/07


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