グッドバンカーの筑紫さんが「鶴の里」出水市の市長選挙に、「鶴への恩返し」とばかりに立候補した。その選挙でほぼ2割の票を得た。事前準備ゼロだから、すばらしいと思う。
選挙結果は、現職の椎木伸一氏19264票、筑紫みずえ氏4729票、投票率57.17%(8年前の選挙では65.88%)だったとか。
今回の選挙だが、前回が無投票で「いかがなものか」ということから対立候補が出る予定だった。その候補がどういうわけか告示の直前に立候補をとり止めたことから、今回の筑紫さんの立候補が始まった。「それなら」という正義感である。いずれにしても何の準備もなしである。
現職は地元の商工自営業者や地縁で票を固めているため、新参者で外部者(鹿児島出身とはいえ、東京から転居してきただけに等しい者)かつ女性の筑紫さんには厳しいものだったと聞く。思い出したのは、鹿児島県の市長選挙に女性が立候補したのは初めてだとか。それにもかかわらず2割近い票が入ったのは「予想以上の成果」ではないだろうか。
既得権益と馴れ合いの社会をできるだけ早く崩していかないと、日本は世界から取り残される。その思いで挑戦した筑紫さんを、ここに記録しておきたい。
2022/04/21