川北英隆のブログ

晩春の花

もう5月である。5日には立夏を迎える。新幹線から眺めていると、多くの田んぼに水が引き込まれた。麦も青々と育っている。春の花も移り変わってきている。晩春というと少し気が早いように感じるものの、時候の挨拶ではすでに春が終わる頃となる。
この時期の花を2つアップしておきたい。
1つはオオデマリ(ヤブデマリの園芸品種)である。少し前、実家の庭に咲いていた。白い花は香久山の衣のように清々しい感じを与える。
だが現実は少し異なり、別の意味で「この葉が大好き」という虫がいて、すぐに穴だらけにする。小さなコガムネムシの類である。縮みのような葉だから、虫にとって食感がよくて「うめー」のかもしれない。
もう1つはイカリソウである。先日の行市山の下りで見つけた。昨年も長浜市の己高山(こだかみやま)を歩いた時に数株見つけた。少し水分の多い場所に咲いているようだ。
最初にこの花を見たのは大月の近くの九鬼山である。記録を調べると1990年5月、連休の時に歩いている。かなりの数が咲いていたと記憶している。
園芸用に植えられることも多いそうだ。また漢方薬としても用いられ、強壮剤として、また体を温めるために用いられるとか。「そういえば」と思い出し、「知人のK氏にやろうかな」と思ったりする。
20220503オオデマリ.jpg

20220503イカリソウ.jpg

2022/05/03


トップへ戻る