何回か書いたように、栃ノ木峠と木ノ芽峠を歩いて目を引いたのは初夏の花の多さである。中でもヤブデマリの満開の姿とホウの花を間近に見られたのは初めてのような。
ヤブデマリが園芸種化してオオデマリになったとされる。これと同じことはヤマアジサイとアジサイの関係にいえる。
実家にオオデマリがあり、その写真をアップしたことがある(今年5/3)。それと比べてヤブデマリは1つの花(本当は複数の小さな花の集まり)が清楚というか、すっきりしているというか。写真をアップしておく。
アップした写真は花の総数が多いため、やはり暑苦しいと感じる向きもあるだろう。この点だが、少なくとも「なんちゃら48」なんかよりマシなのは確かである。と書くと、ヤブデマリに「同じにすんな」と激怒されそうだが。
ホウの花を間近に見る機会は少ない。特徴的な大きな葉は山道でよく見かけるし、飛騨高山の朴葉味噌でも見かける。しかし高木であるため、普段は花に手が届かない。そんな花に今回は非常に近かった。その花もアップしておく。
ホウは葉と同じで花も大きい。モクレンの仲間である。ホウに近いのは、やはりモクレンの仲間のタイサンボクである。とくに花がよく似ている。違いは常緑であることと、タイサンボク味噌なんて聞いたことがないことだろうか。
2022/05/22